習近平氏が新開発銀行を訪問 ルセフ総裁が支援に感謝、グローバルサウスの結束強調 video poster
中国の習近平国家主席が上海の新開発銀行(New Development Bank、NDB)本部を訪問し、同銀行のジルマ・ルセフ総裁と会談しました。ルセフ氏は習主席の揺るがない支援に謝意を示し、グローバルサウスの連帯を掲げるこの銀行の意味があらためて浮かび上がっています。
習近平氏が上海の新開発銀行本部を訪問
火曜日、中国・上海にある新開発銀行(New Development Bank、NDB)本部を習近平国家主席が訪れました。習主席は、同銀行の総裁に再選されたジルマ・ルセフ氏を祝福し、NDBを「グローバルサウスの団結と自立のための先駆的な取り組み」と高く評価しました。
これに対しルセフ総裁は、習主席からの一貫した支援に対して感謝の意を表明しました。中国の指導者がトップ自らNDB本部を訪問したことは、同銀行の活動を後押しする強いメッセージだと受け止められています。
グローバルサウスの結束をうたう金融プラットフォーム
習主席が言及したグローバルサウスとは、アジア、アフリカ、中南米などを中心とする新興国や途上国を指す言葉です。これらの国や地域は、経済成長のポテンシャルが大きい一方で、資金調達やインフラ整備などで共通の課題を抱えています。
NDBは、そうしたグローバルサウスの国や地域が連携し、自らの力で課題解決を進めるための新しい金融プラットフォームとして位置づけられています。今後、次のような役割が期待されます。
- インフラや社会基盤への投資を支える
- 各国の発展戦略を資金面から後押しする
- 国どうしの連携や協力を強める場となる
ルセフ総裁「会談は大きな成功」
会談後、ルセフ総裁は中国メディアグループのインタビューに応じ、今回の会談を「大きな成功」だったと評価しました。
ルセフ総裁は、NDBのこれまでの進展において習主席が果たしてきた役割が極めて重要だったと強調し、その支援が今後も続くことへの期待をにじませました。トップ同士の関係性が、金融機関の運営や信頼性にも影響を与えるという点で注目されます。
2025年の国際ニュースとして見る意義
2025年現在、世界経済や国際政治の構図は大きく揺れ動いています。そのなかで、グローバルサウスの国や地域がどのように連携し、どのような金融の枠組みを築いていくかは、国際ニュースの重要なテーマになりつつあります。
今回の習主席の訪問とルセフ総裁の再選は、少なくとも次の三つの点で意味を持つ動きだと考えられます。
- グローバルサウスのための開発資金の選択肢が広がる可能性がある
- 新興国や途上国の声を国際社会に届けるための新たなチャンネルとなりうる
- 気候変動や持続可能な成長など、共通の課題に取り組む枠組みとしての役割が強まる可能性がある
日本やアジアの読者にとっても、こうした動きは無関係ではありません。世界の資金の流れやルール作りにおいて、どの地域がどのように存在感を高めていくのかを知ることは、自国の経済やビジネスの行方を考える手がかりになるからです。
NDBが今後どのようなプロジェクトを通じてグローバルサウスを支え、その中で中国とルセフ総裁がどんな役割を果たしていくのか。これからの動きを落ち着いて追いかけていく必要がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








