中国南部を襲う台風マットモー 広東・海南で約34万人避難 video poster
中国南部の広東省と海南省を台風「マットモー」が襲うなか、中国当局が国家級の防災・救済緊急対応レベルIVを発動し、大規模な避難と物資支援が進んでいます。
台風マットモーで国家級レベルIVを発動
中国緊急管理省によると、2025年の太平洋台風シーズンで21番目の名前付き台風となる「マットモー」が中国南部の沿岸部を激しく襲い、中国は日曜日、国家レベルの災害救援緊急対応レベルIVを発動しました。
中国はIからIVまでの4段階の緊急対応制度を運用しており、レベルIが最も深刻な事態を示します。今回のレベルIVは4段階のうち最も低いレベルですが、中央政府が被災地支援に本格的に乗り出す必要があると判断したことを意味します。
広東・海南・広西へ物資を緊急搬送
緊急管理省は、広東省と海南省に計2万点、広西に1万点の災害救援物資を追加で送ったとしています。
今回送られた物資には、避難所での生活を支える次のような品目が含まれます。
- 簡易ベッド(折りたたみ式ベッド)
- 防湿マット
- 家庭用緊急キット
これらは、避難生活の疲労や健康リスクを和らげるための基本的な装備であり、大人数が一時的に身を寄せる状況で欠かせない物資です。
広東・海南で約34万7,000人が避難
現地当局によると、広東省と海南省では、安全確保のためおよそ34万7,000人が避難を余儀なくされています。この数字から、台風マットモーが広い範囲で住民生活に影響を与えていることが分かります。
4段階制の緊急対応をどう読むか
レベルIが最も深刻なケースであることを踏まえると、今回のレベルIVは「最大級の危機」ではないものの、国家としての支援が必要な段階に入っていることを示しています。
こうした段階的な緊急対応の仕組みは、災害時に限られた資源を素早く配分するうえで重要な役割を果たします。
日本の私たちへの示唆
今回の台風マットモーに対する中国の対応は、日本に住む私たちにとっても、防災の基本を見直すきっかけになります。
- 早めの避難判断の重要性
- 家庭用の緊急キットを事前に準備しておくこと
- 公的な避難情報や警報の仕組みを日頃から確認しておくこと
国や地域が違っても、大規模な自然災害への備えに共通するポイントは多くあります。今回報じられている台風への対応を知ることで、自分や家族の防災計画を見直すきっかけとすることができます。
国際ニュースとして隣国の防災体制や緊急対応を日本語で丁寧に追うことは、アジア全体のリスクを考えるうえでも役立ちます。
Reference(s):
China activates emergency response as Typhoon Matmo batters its coast
cgtn.com








