新疆カラマイのヤルダン風食地形 風が彫刻した石の城 video poster
中国・新疆ウイグル自治区カラマイに広がるヤルダン風食地形が、国際メディアのライブ映像で紹介され、風が彫刻した石の城のような絶景として注目を集めています。
新疆カラマイに広がるヤルダン風食地形とは
このヤルダン風食地形は、新疆のカラマイに位置し、自然の力がつくり出した巨大な岩の世界です。数千年ものあいだ、強い風が大地を削り続けた結果、地面は城の塔のように立ち上がり、複雑な形の岩が並ぶ景観が生まれました。
人の手が一切入っていないにもかかわらず、まるで彫刻作品のように見える岩々は、見る人の想像力をかき立てます。どこか都市のスカイラインのようにも、古代の要塞のようにも見えるため、自然がつくった石の城と表現されることもあります。
風が奏でる、不気味で魅力的なうなり
この地形の特徴のひとつが、風の音です。風が天然の岩の回廊やトンネルのようなすき間を通り抜けるとき、低くうなるような、不思議で少し不気味な音が響くとされています。風が吹き抜けるたびに、景観だけでなく音の体験も刻々と変わっていきます。
視覚だけでなく、聴覚でも自然のスケールを実感できる場所であり、風と岩がつくるコントラストが、この風食地形の独特の雰囲気を形づくっています。
ライブ映像で共有される「歩く」体験
中国の国際メディアである CGTN は、このヤルダン風食地形の中を歩きながら、中継で現地の様子を伝えています。巨大な岩のあいだをカメラが進み、風がどのようにうなり声をあげているのかを、視聴者が画面越しに感じ取れる構成になっています。
遠く離れた場所にいても、リアルタイムの映像を通して、風食がつくり出した地形のスケール感や岩肌の細かな表情を共有できるようになっています。現地を訪れることが難しい人にとっても、自然の造形美に触れるきっかけとなりそうです。
日本語で国際ニュースを追いかける読者にとっても、こうした自然や地形を題材にした映像は、世界を身近に感じる材料になります。地名だけではイメージしにくい地域が、映像と一緒に記憶に残るようになるからです。
画面の向こうの風景から、何を受け取るか
ヤルダン風食地形のように、風が長い時間をかけてつくり上げた風景を見ると、人間の時間感覚とはまったく違うスケールで地球が変化していることを意識させられます。日々の忙しさの中で、こうした地形に目を向けることは、自分の立ち位置を静かに見直すヒントにもなるかもしれません。
ニュースやライブ配信を通じて、世界のさまざまな景観や自然現象に触れることは、地図上の点としてしか認識していなかった場所に実感を与えてくれます。新疆のカラマイに広がるヤルダン風食地形も、その一つとして、2025年の今、画面越しに世界の人々の関心を集めています。
Reference(s):
Live: Venturing into the Yardang wind-erosion landform in Karamay
cgtn.com








