ウガンダ東部で大規模土砂崩れ 少なくとも30人死亡か
ウガンダ東部の村で発生した土砂崩れにより、少なくとも30人が死亡したおそれがあると地元当局が明らかにしました。大雨が続くなかで起きたこの災害は、周辺地域にも被害が広がっており、アフリカの防災とリスクを考えるうえで注目されています。
何が起きたのか
土砂崩れが起きたのはウガンダ東部のBulambuli地区にあるMasugu村です。現地時間の木曜日、同地区の行政担当官ファヒーラ・ムパライニ氏が、AFP通信の取材に対し、少なくとも30人が犠牲になったおそれがあると語りました。
ムパライニ氏によると、これまでに乳児を含む6人の遺体が収容されていますが、被害の全容はいまだ分かっていません。
行方不明者と家屋流出、拡大する懸念
ムパライニ氏は、被災した家族からの聞き取りや現場の状況から、多くの人が土砂やがれきの下に取り残されている可能性が高いと見ています。今回の土砂崩れで、複数の住民が行方不明になっているということです。
ウガンダ首相府も災害警報を出し、最大で20軒の住宅が土砂にのみ込まれ、流されたおそれがあると発表しました。首相府はSNSプラットフォームXに投稿し、水曜日にウガンダ各地で降った激しい雨が、多くの地域で災害を引き起こしていると説明しています。
ウガンダ各地で続く大雨と洪水
ウガンダではここ数日、大雨が続いています。国内北西部では、ナイル川の支流が増水して河川が氾濫し、周辺地域に洪水被害が広がりました。
この洪水の影響で道路が冠水し、車両が立ち往生する事態となったため、救助チームが出動して取り残された運転手らの救出活動にあたったとされています。
見えてくる課題と、私たちへの問い
今回の土砂崩れと洪水は、集中的な大雨が脆弱な地域社会にもたらすリスクの大きさをあらためて示しています。家屋が流され、住民が行方不明になる中で、地方レベルの行政や救助体制がどこまで被害を食い止められるのかが問われています。
災害が起きやすい地域では、早期警報や避難ルートの整備、住宅をどこに建てるかといった日常の判断が、人命を左右することがあります。今回のウガンダのニュースは、遠く離れた場所の出来事であっても、防災やリスクにどう向き合うかを考え直すきっかけになりそうです。
考えてみたいポイント
- 大雨や土砂災害のリスクが高い地域で、住民や行政はどのように情報を共有すべきか
- SNSで災害情報が流れる時代に、遠くの国の被災地とどう連帯できるか
- 気候や地形の違いを超えて、日本の防災経験をどのように世界と分かち合えるか
2025年12月8日現在、Masugu村の被害状況の全体像や最終的な死者数は公表されておらず、今後の続報が待たれます。
Reference(s):
cgtn.com








