国際ニュース:米国でこの冬 呼吸器疾患が増加傾向 インフルと新型コロナが高水準 video poster
米国でこの冬、インフルエンザや新型コロナなどの呼吸器疾患が高水準となり、今後さらに増える可能性があると、米疾病対策センター(CDC)が警戒を強めています。2025年12月現在の国際ニュースとして、日本から米国へ渡航する人や、世界の感染症動向を知りたい読者にとって重要な情報です。
米国で何が起きているのか:CDCが警戒
国際メディアCGTNのジム・スペルマン記者の報道によると、米国ではインフルエンザや新型コロナなどの呼吸器疾患が、すでに高い水準に達していると米疾病対策センター(CDC)は分析しています。CDCは、この冬の時期にかけて患者数がさらに増加する可能性が高いとみており、今後数週間から数カ月の動向が注目されています。
呼吸器疾患とは、主に鼻、喉、気管、肺など呼吸に関わる器官に感染症や炎症が起きる病気の総称です。インフルエンザや新型コロナのほか、一般的なかぜなども含まれますが、重症化すると肺炎や持病の悪化につながる場合もあります。
なぜ冬にインフルエンザや新型コロナが増えやすいのか
米国のような温帯地域では、インフルエンザや新型コロナなどの呼吸器ウイルスは、冬に流行しやすい傾向があります。その背景には、いくつかの要因があると考えられています。
- 気温が低く、空気が乾燥し、ウイルスが空気中で生き残りやすくなる
- 暖房の効いた屋内で過ごす時間が長くなり、人と人との距離が近くなる
- 換気が不十分になりがちで、ウイルスを含む飛沫やエアロゾルがこもりやすい
- 年末年始の行事や移動で、人の行き来が増える
こうした条件が重なることで、ひとつひとつの接触機会が感染リスクにつながりやすくなり、結果として流行の波が大きくなると考えられます。
日本や渡航者への意味:米国の動向をどう見るか
今回の米国の状況は、日本に住む私たちにとっても無関係ではありません。ビジネス、留学、観光などで米国と日本の往来は多く、米国で流行が拡大すれば、日本からの渡航者や現地在住の日本人にも影響が出る可能性があります。
特に、2025年のこの冬に米国への渡航を予定している人は、以下のような点を意識しておくとよいでしょう。
- 出発前に、米国および渡航先州の公的機関による感染状況や注意喚起を確認する
- インフルエンザや新型コロナのワクチン接種の可否やタイミングを、かかりつけ医などに相談する
- 現地でのマスク着用や手洗い、換気といった基本的な対策をあらかじめ想定しておく
- 体調不良時に受診できる医療機関や、保険の適用範囲を事前に把握しておく
米国で呼吸器疾患が高水準にあるという情報は、日本国内の今後の流行を直接示すものではありませんが、冬の感染症リスク全体を考える上で、ひとつの重要なシグナルと言えます。
個人でできる予防と備え
呼吸器疾患のリスクを完全にゼロにすることはできませんが、日常の工夫でリスクを下げることは可能です。米国の状況をきっかけに、自分や家族の健康対策を見直すタイミングとしてもよさそうです。
- 手洗いとアルコールを使った手指消毒を習慣にする
- 人が多く集まる屋内では、状況に応じてマスクの着用を検討する
- 換気がしにくい場所では、長時間滞在を避ける
- 少しでも体調が悪いときは無理をせず、在宅勤務や休養を選択する
- 基礎疾患がある人や高齢者と同居している場合は、特に慎重な行動を心がける
情報との付き合い方:落ち着いて状況を見極める
今回のニュースは、米疾病対策センター(CDC)の分析をもとに、CGTNのジム・スペルマン記者が伝えたものです。冬になると、感染症に関するニュースやデータが連日のように報じられますが、ひとつひとつの情報を過度に恐れる必要はありません。
大切なのは、信頼できる公的機関や専門家の発信をベースに、事実に基づいて落ち着いて判断することです。その上で、自分と身近な人を守るためにどの程度の対策を取るかを考えることが、これからの冬を乗り切るための現実的なアプローチと言えるでしょう。
米国での呼吸器疾患の増加は、グローバル化した現在、国境を越えて私たちの日常ともつながっています。この冬、日本にいても海外にいても、自分の生活スタイルに合った予防策をあらためて見直してみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








