ブラジル・リオで7月にBRICS首脳会議 6つのテーマに注目 video poster
ブラジルのリオデジャネイロで、7月にBRICS首脳会議が開催される予定です。貿易から人工知能まで6つのテーマが議論される見通しで、2025年の国際秩序を考えるうえで注目の会合となりそうです。
BRICS首脳会議、リオで4回目の開催へ
ブラジルは2025年、BRICSの議長国をふたたび務めています。リオデジャネイロは、7月に予定されるBRICS首脳会議の開催地となり、同市での開催はこれが4回目となります。
現地では「リオBRICS委員会」が中心となり、各国首脳が集まるハイレベルな会議に向けた準備を進めています。同委員会のペドロ・ヴォルミタッグ委員長は、メディアのインタビューの中で、今回の首脳会議が6つの優先テーマに焦点を当てていることを明らかにしました。
6つの優先テーマは何か
今回のBRICS首脳会議では、次の6つのテーマが優先的に取り上げられるとされています。
- 貿易
- 人工知能(AI)
- グローバル・ガバナンス
- 気候
- 金融
- 公衆衛生
貿易:成長と安定をどう両立するか
貿易は、各国の経済成長を支える一方で、保護主義の高まりやサプライチェーンの分断など、多くの課題を抱えています。BRICSのような新興国・大国が集まる枠組みで、どのように貿易のルールや協力の方向性を示せるかが問われます。
人工知能:技術とルールづくり
人工知能(AI)は、産業や金融、医療など幅広い分野で活用が進む一方、雇用やプライバシー、偽情報などの懸念もつきまといます。各国がどのようにAIの利活用とリスク管理を進めるかは、国際的なルールづくりとも深く関わる論点です。
グローバル・ガバナンス:国際秩序の再設計
国際機関のガバナンス(運営ルールや意思決定の仕組み)をめぐっては、世界の現状をどこまで反映しているのかという議論が続いています。BRICS首脳会議は、多様な国と地域の声をどう国際秩序に反映させるかを話し合う場にもなり得ます。
気候:持続可能な成長への道
気候変動は、極端な気象現象やエネルギー転換など、各国の政策に直接影響する大きなテーマです。成長を続けながら温室効果ガスの排出を抑えるには、技術協力や資金支援など、長期的な連携が不可欠です。
金融:通貨・投資・安定性
金融分野では、通貨の安定や国際決済の枠組み、インフラ投資の資金調達などが焦点となります。金融市場の変動が激しくなる中で、協調的な仕組みづくりがどこまで進むのかが注目されます。
公衆衛生:パンデミック後の協力体制
公衆衛生では、感染症への備えや医療体制の強化、ワクチンや医薬品へのアクセスなど、パンデミックを経験した各国共通の課題が想定されます。情報共有や共同研究の枠組みづくりも重要な論点です。
リオBRICS委員会が担う役割
リオBRICS委員会は、会場の準備や安全対策だけでなく、6つのテーマごとの会合構成や、関係者の調整なども担うとされています。委員会のペドロ・ヴォルミタッグ委員長と、メディアのルクレシア・フランコ記者との対話では、準備状況や協力の可能性について意見が交わされています。
こうした準備の積み重ねが、7月の首脳会議でどれだけ具体的な成果やロードマップにつながるのかは、2026年以降の国際協力の行方を占う一つの材料になりそうです。
読者は何に注目すべきか
日本からこのニュースを見る私たちにとって、大事な視点は次のような点です。
- BRICSが6つのテーマでどこまで共通の方向性を示せるのか
- 貿易やAI、気候などの議論が、日本やアジアの経済・社会にどう影響し得るのか
- 既存の国際枠組みと、BRICSのような場との関係がどう変化していくのか
7月のリオでのBRICS首脳会議に向けて、今後も関連する動きを追いながら、自分なりの視点をアップデートしていくことが求められます。
Reference(s):
cgtn.com








