スイスで時速52キロのアヒルにスピード違反?レーダーが7年越しで2度検知
スイス中部の町ケーニッツで、速度取締りレーダーが時速52キロで飛ぶアヒルを「スピード違反」として撮影し、7年前にも同じ場所で同じ速度のアヒルが写っていたことが分かりました。思わずSNSでシェアしたくなる国際ニュースとして注目を集めています。
スイスの速度取締りレーダーが捉えたのはアヒル
ケーニッツは、首都ベルン近郊にある町です。自治体によると、警察が速度取締りレーダーの画像を確認していたところ、違反車両に混じってカモの一種であるマガモが写っているのを発見しました。
このレーダーが設置されていたのは、制限速度が時速30キロの区間です。ところがマガモは、車と同じようにレーダーに反応するほどのスピードで飛び抜けており、時速52キロで記録されていました。
7年前にも同じ場所・同じ速度で撮影
話はここで終わりませんでした。自治体の説明によると、今回の画像を確認する過程で、7年前の同じ日にも、よく似たアヒルがまったく同じ場所を時速52キロで飛んでいる写真が見つかったといいます。
担当者は、このアヒルが「常習犯」かもしれないと見ており、地域の人びとの間でも話題になっています。
「エイプリルフール」やフェイクではないと強調
あまりに出来過ぎた話のため、自治体は当初、遅れて出てきたエイプリルフールの冗談や、加工されたフェイク写真ではないかとも考えたと説明しています。
しかし、地域の警察監察当局は、レーダー画像は加工したり、システムを操作したりすることはできないとしています。レーダーシステムのコンピューターは、スイス連邦計量研究所(METAS)によって毎年検査・校正されており、撮影された写真も封印される仕組みだと自治体は述べています。
技術と日常が交差する「小さな国際ニュース」
車のスピード違反を取り締まるためのレーダーが、思いがけずアヒルを捉えた今回の出来事は、次のような点で示唆的です。
- 監視や計測の技術は、私たちが想定していないものも可視化してしまうこと
- そのデータの信頼性をどう担保するかが、自治体や専門機関にとって重要な課題になっていること
- ユーモラスな出来事であっても、裏側には精密な技術と運用ルールがあること
日々のニュースの多くは重いテーマですが、今回のような軽やかな話題は、技術と社会の関係を少し違う角度から考えるきっかけにもなります。あなたなら、このアヒルの「スピード違反」をどう受け止めるでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








