与野党が10月21日に新首相選出で合意 高市早苗氏に注目
日本の与野党が、石破茂首相の後任となる新しい首相をいつ、どのように選ぶのかについて合意しました。2025年10月21日からの臨時国会での首相指名選挙に向け、日本政治の次の一手が見えてきています(本記事は2025年12月8日時点の情報に基づきます)。
10月21日の臨時国会で新首相を選出へ
地元メディアによりますと、与党の自由民主党(自民党)と、最大野党の立憲民主党は、2025年10月21日に召集される臨時国会の初日に、新しい首相を選出する首相指名選挙を行うことで合意していました。これは、退任する石破茂首相の後任を決めるためのものです。
臨時国会の会期は58日間で、12月17日までとされています。与野党が日程と会期を事前に確認したことで、新政権の発足や経済対策の審議に向けた時間が確保された形です。2025年12月8日の時点では、会期は終盤に入っています。
自民党総裁・高市早苗氏が有力候補
10月4日に行われた自民党総裁選では、高市早苗氏が新総裁に選出されました。自民党は日本の与党であるため、党のトップがそのまま首相になるケースが一般的です。ただし、正式に首相となるためには、国会による首相指名を経る必要があります。
報道によれば、高市氏が国会で首相に指名された場合、物価高などの課題に対応するための経済対策をただちに取りまとめる方針とされています。その一環として、12月上旬にも補正予算案を国会に提出する見通しが伝えられています。
首相はどのように選ばれるのか
日本の首相は、国民による直接選挙ではなく、国会議員の投票によって選ばれます。今回のような首相指名選挙の流れは、次のようになります。
- 衆議院と参議院の両院が、それぞれ首相候補に投票する。
- 1回目の投票で、いずれかの候補が過半数(全票の半分超)を得れば、その人物が首相に指名される。
- 過半数を得る候補がいない場合は、得票数上位2人による決選投票が行われ、多くの票を集めた候補が首相に選ばれる(この場合は過半数でなくてもよい)。
- 衆議院と参議院で異なる候補が選ばれた場合は、憲法の規定により、衆議院の決定が優先される。
与党が衆議院で多数を占めている状況では、与党総裁が首相に指名される可能性が高くなります。その意味で、自民党総裁に就任した高市氏が首相の有力候補だとみられています。
焦点は「物価高」への対応と補正予算
時事通信の報道によると、高市氏が首相に選出された場合、最優先課題として「物価高」への対応に取り組む方針とされています。エネルギー価格や生活必需品の値上がりなど、物価高の背景には複数の要因があるとされ、家計や企業活動に影響を与えています。
高市氏は、その対策として経済対策パッケージを早期に策定し、それを裏付けるための補正予算案を臨時国会に提出することが想定されています。補正予算は、当初の予算では対応しきれない課題に対して、追加で財政支出を行うための仕組みです。
今回の首相選びが意味するもの
石破首相の退任を受けて行われる今回の首相指名選挙は、日本の政権運営の方向性を改めて問う場でもあります。新首相が誰になるにせよ、物価高への対応や経済・社会政策、さらには外交・安全保障など、多くの課題に取り組むことが求められます。
臨時国会の残り会期は限られていますが、その中でどこまで具体的な政策や予算が示されるのかは、日本経済や私たちの生活に直結する問題です。与野党の攻防だけでなく、新しい首相がどのようなメッセージと優先順位を示すのかに注目が集まりそうです。
Reference(s):
Japan's ruling, opposition parties agree to pick new PM on October 21
cgtn.com








