サウジ支援のイエメン政府、ハドラマウトでSTCへの軍事作戦を開始
イエメンのサウジ支援政府が、南部の有力勢力「南部暫定評議会(STC)」に対する軍事作戦の開始を表明しました。産油地として知られる南東部ハドラマウト州での治安と統治をめぐる緊張が、いよいよ表面化した形です。
何が起きたのか:リヤドからの演説で「作戦開始」
州知事のサレム・アル=ハンバシ氏は1月2日(現地時間、金曜日)、サウジアラビアの首都リヤドから国営テレビを通じて演説し、ハドラマウト州でSTCに対する軍事作戦を開始したと発表しました。
知事は、作戦の目的について「州内の国家権限の回復」と「治安と安定の確保」だと説明し、特に政府機関や戦略施設の周辺で安全を確保する考えを示しました。
背景:対話の試みが行き詰まり、強硬措置へ
知事は、緊張を抑えるための対話を重ねてきたものの「繰り返しの試みが失敗した」とした上で、STCに連なる部隊が地域の治安運用を揺さぶり、国際的に承認された政府の権限に挑戦していると主張しました。
ハドラマウト州が焦点になる理由
今回の作戦がハドラマウト州で打ち出されたことは、地域の重要性を示しています。州は「南東部の産油地」とされ、統治と治安が不安定化すれば、行政機能や重要施設の運用にも影響が及ぶ可能性があります。
- 政治面:政府の権限(統治)をどこまで実効的に及ぼせるかが問われる
- 治安面:政府機関・戦略施設周辺の警備と指揮系統が争点になりやすい
- 経済面:産油地とされる地域の安定は、地域運営の基盤とも直結しうる
これからの注目点:衝突回避と統治の行方
現時点で、作戦の具体的な範囲や期間、現地の部隊配置などの詳細は限られています。一方で、当局が「治安と安定」を前面に掲げた以上、政府機関の周辺警備や戦略施設の管理をめぐり、緊張の高まりが続くかが焦点になります。対話の枠組みが再開されるのか、あるいは実力を背景にした主導権争いが強まるのか、今後の発表と現地状況が注目されます。
Reference(s):
Saudi-backed Yemeni govt launches operation against STC in Hadramout
cgtn.com








