ニジェール首都の空軍基地襲撃未遂、軍が撃退 仏・ベナン・コートジボワールを名指し
ニジェールの首都ニアメの空軍基地(ディオリ・アマニ国際空港内)で2026年1月29日未明、武装勢力による襲撃が発生し、軍がこれを撃退したと発表しました。軍は「20人を殺害し、11人を拘束した」としています。
何が起きたのか:空軍基地で約30分の交戦
国防相サリフー・モディ氏はテレビ演説で、武装勢力が空軍基地を約30分にわたり攻撃した後、地上部隊と航空戦力を組み合わせた対応で押し返したと説明しました。
- 軍の発表:武装勢力20人死亡、11人拘束
- 襲撃時間:およそ30分
- 対応:地上と航空の連携で撃退
空港機能は日中に平常化 大統領府から約10km
現場となったディオリ・アマニ国際空港は、空軍基地を併設し、大統領府から約10kmの地点にあります。報道によると、空港のサービスは同日の日中に平常に戻ったとされています。
軍指導者が「支援者」を名指し ロシアの同盟勢力にも言及
国営ラジオで軍指導者のアブドゥラハマネ・チアニ将軍は、国防・治安部隊の対応をたたえた上で、ロシアの同盟勢力についても「専門的な対応だった」と述べたとされています。また、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ベナンのパトリス・タロン大統領、コートジボワールのアラサン・ウアタラ大統領を「スポンサー」として名指しし、強い調子で非難しました。
一方で、フランス、ベナン、コートジボワールの各大統領府は、現時点でコメントしていないとされています。
「フランス人が含まれる」との報道も 独立確認は示されず
放送された映像では、チアニ将軍が基地を視察し、襲撃者の遺体が映っていたとされます。さらに「襲撃者の中に『フランス人』がいた」と報じられましたが、記事時点で第三者による独立した確認や詳細は示されていません。
背景:西部を中心に治安悪化、武装勢力の攻撃が継続
ニジェールでは近年、JNIMや「イスラム国(ダーイシュ)」などとされる武装勢力による攻撃が続き、民間人の犠牲や避難が問題となっています。報道では、被害は主に同国西部に集中しているとされ、首都近郊の重要インフラを狙う動きは、治安当局にとって警戒度を引き上げる出来事になりそうです。
今後の焦点:実行組織の特定と周辺国との緊張管理
現時点で犯行声明を出した組織はないとされています。実行主体の特定が進むかどうかに加え、軍指導部が周辺国やフランスを名指ししたことで、外交・安全保障面の緊張をどう管理していくのかも注目点になりそうです。
Reference(s):
Niger accuses France, Benin, Cote d'Ivoire of airport attack
cgtn.com








