アディスアベバで大規模都市改造が進行中:回廊開発と河川再生で街はどう変わった? video poster
エチオピアの首都アディスアベバで、都市の姿を大きく塗り替える開発が進んでいます。2024年に始まった「回廊開発(Corridor Development Project)」と、河川沿いを整備する「Riverside Development Project」が同時並行で進み、道路から公共空間まで街の“使い方”そのものが更新されつつあります。
回廊開発とは:道路・歩行者・自転車の“動線”を一気に刷新
回廊開発は、アディスアベバの広い範囲を対象に、都市機能をまとめて近代化する大型の整備です。市内には、より広い道路や現代的な街灯、歩行者用の歩道、そして自転車専用レーンが導入されています。
- 道路の拡幅
- 街灯の更新(夜間の視認性向上)
- 歩行者用の歩道整備
- 自転車専用レーンの整備
- 公園、遊び場、公衆トイレ、駐車施設の新設・拡充
狙いは、街をより近代的で住みやすい空間へ変えていくことだとされています。
「別の街みたい」—日常の体感としての変化
市内に住む外国人住民のアンナ・ヴァルトマンさんは、変化の規模をこう語っています。
「街が見違えるほどで、もう以前の姿が分からないくらいです。公園や遊び場は生活の質を上げてくれますし、毎日自転車で通勤する私にとって自転車レーンは大きな利点です。明るい道路のおかげで夕方の散歩も気持ちよく、子どもを連れて行ける場所も増えました」
河川沿いの再生:56kmにわたる“リバーサイド”を公共空間へ
回廊開発と並行して進むのがRiverside Development Projectです。市内を流れる主要な2つの川に沿って全長56kmにわたり、かつて汚染や混雑が目立った川沿いを、より清潔でアクセスしやすい公共空間へと変えていく取り組みだとされています。
観光にも波及—「1年前と比べて驚く速さ」
ベテランのツアーガイド、テスファイェスス・ヤコブさんは、街の変化が観光の回復にもつながっていると話します。
「たった1年前に来た人でも、変化の速さに驚きます。これまで見えにくかった場所、放置されていた場所が、見えるようになり新しくなりました。川沿いで危険だった場所が緑化され、自転車レーンや散歩道も整い、新しい観光スポットになっています」
市当局の説明:渋滞緩和・公衆衛生・将来の成長への備え
市の当局者は、これらのプロジェクトによって渋滞が緩和され、公衆衛生の改善につながり、将来の人口増や都市の成長に対応する力が高まったと説明しています。
“見た目の刷新”から“暮らしの定着”へ、次に注目される点
2024年の開始から約2年が経った2026年初め現在、整備のスピード感は街の印象を大きく変えたようです。今後は、増えた公共空間や交通インフラが日常の中でどう使われ、どう維持されていくのか——変化が「一時の景観」ではなく「暮らしの当たり前」として根づくかが注目点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








