グリーンランド首相、米国の「見下す分断的な狙い」を批判 圧力は「容認できず」
グリーンランドのイェンス=フレデリク・ニールセン首相は2026年2月2日、米国がグリーンランドに向けて示している姿勢を「見下すようで、分断を招く狙いがある」として非難しました。米国からの継続的な圧力は「容認できない」とも改めて強調し、事態は緊張感を帯びています。
何が起きたのか:緊急会合を前に首相が声明
首相の発言は、グリーンランド議会(イナツィサルト)の緊急会合に先立って出された声明の中で示されました。声明では、ここ14カ月ほどグリーンランドが「困難な状況」に置かれてきたとして、米国側から「グリーンランドを獲得する意図」に関する発言が繰り返されてきたと述べています。
首相が問題視したポイント
ニールセン首相が特に問題視したのは、米国がグリーンランドの「獲得」について言及し続けている点です。首相は、軍事的な掌握の可能性については最近否定されたものの、米国が引き続き、グリーンランドを米国に「結びつけ」、米国の「統治下に置く」ことを求めていると説明しました。
- 米国からの圧力は「容認できない」
- 「獲得」発言が繰り返され、14カ月にわたり難しい状況が続いた
- 軍事的掌握は否定されたが、「統治」を求める姿勢が続いているという認識
発言は誰から:トランプ大統領だけではない
首相は、こうした言説が米国のドナルド・トランプ大統領だけでなく、「他の主要な意思決定者」や「近い同盟者」からも出ていると指摘しました。そのうえで、グリーンランドとグリーンランドの人々に対し「見下すようで分断的な狙い」を持っている、と表現しています。
「デンマーク王国の一部」—立場を再確認
首相は、グリーンランド政府としてこれらの試みを「容認できない」と宣言し、グリーンランドが「デンマーク王国の一部」である立場を改めて確認したと述べました。
一方で対話も開始:「具体的な結果」へ
注目点は、強い言葉で批判する一方で、首相が「高官級の公式ルート」を通じて米国との対話が始まっているとも明かしたことです。ニールセン首相は、緊張した状況下でも、対話を「具体的な結果」へつなげるために取り組む姿勢を示しました。
緊急会合の場で、政府がどの論点を優先し、対話の枠組みをどう整理していくのか。言葉の応酬と実務的な協議が同時に進む局面だけに、今後の発信と交渉の積み重ねが焦点になりそうです。
Reference(s):
Greenlandic PM condemns U.S. for its 'condescending and divisive aim'
cgtn.com








