IOC会長コベントリー氏、CMGの8K中継に感銘 ミラノのスタジオ訪問 video poster
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪の開催期間中、国際オリンピック委員会(IOC)のキルスティ・コベントリー会長が、中国メディアグループ(CMG)のミラノスタジオを訪問し、8K映像制作の取り組みに強い印象を示しました。大会中継の「見え方」を一段引き上げる技術として、8Kが改めて注目されています。
何があったのか:ミラノのスタジオ訪問と評価
CMGによると、コベントリー会長はミラノに設けられたCMGのスタジオを視察。8Kで制作された競技・式典映像の上映環境(8Kシネマ)も含めて説明を受け、CMGの大会期間中の仕事ぶりをたたえました。
CMGの役割:8K信号制作の「独占グローバルパートナー」
CMGは今大会で、8K信号制作の独占グローバルパートナーとして8K映像の制作を担当したとされています。具体的には、次の種目・場面で8Kフィードを制作しました。
- 開会式
- ショートトラックスピードスケート
- フィギュアスケート
さらに、閉会イベントでも同様に8K制作を担う予定だとしています。大会終盤に向けて、映像面での完成度がどこまで高まるかも関心を集めそうです。
「8K」とは何が違う? 体験価値の変化
8Kは高精細映像の規格の一つで、細部の情報量が多いのが特徴です。競技中継では、氷上の細かな削れ方や衣装の質感、スピード感の表現など、従来より“近い距離”で見ているような感覚を生みやすいとされます。
一方で、制作側には撮影・編集・伝送・上映まで一貫して高い技術要件が求められます。今回の視察は、そうした裏方の負荷も含めて、国際大会の映像インフラが次の段階へ進んでいることを印象づける場面になりました。
8Kシネマでの上映と、春節番組の8K化
会場では、CMGが制作した今大会の8K中継のほか、ネットワークが手がけた他の8K番組も上映されたといいます。コベントリー会長は、春節(旧正月)の恒例番組「春節聯歓晩会(春節ガラ)」も8Kで上映されると聞いた後、新年のメッセージを寄せました。
会長は次のように述べています。
「Happy New Year to everybody. We're so excited to be a part of the CMG family. And I know we've got a big team here. So everybody here during these Games, Happy New Year. Hopefully, we'll be celebrating with you somewhere and wishing you only good fortune for the Year of the Horse.」
いま注目されるポイント:スポーツ中継は“技術競争”の時代へ
競技の結果だけでなく、「どう見せるか」は国際大会の価値を左右する要素になっています。8Kのような高精細化は、視聴体験を豊かにする一方で、制作体制やコスト、上映環境とのセット整備も求めます。
今大会での取り組みは、スポーツ中継が競技会場の外側でも進化していることを示す出来事として、閉会イベントの8K制作を含めて静かに注目されそうです。
Reference(s):
CMG's 8K broadcasts of 2026 Winter Games impresses IOC boss Coventry
cgtn.com








