ノロウイルス感染性胃腸炎が5週連続増、日本で食中毒事例も相次ぐ
日本でノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の増加が続いています。NHKによると、患者数は5週連続で増加しており、複数の地域で食中毒事例も確認されています。いま何が起きているのか、数字と事例から整理します。
定点データ:小児科約2,000機関で「5週連続増」
日本医療研究開発機構(日本健康安全研究機構)が、全国約2,000の小児科医療機関からの報告を分析したところ、2月8日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり9.48人でした。前の週からわずかに増えたとNHKが伝えています。
相次ぐ食中毒:青森・奈良などでノロウイルス検出
青森県や奈良県など複数の地域では、嘔吐や下痢などの症状を訴える食中毒事例が続いています。保健当局は、こうした事案の多くがノロウイルスによるものだと判断しています。
青森:ホテルで47人が症状、5日間の営業停止
地元メディアによると、青森県北部の十和田市にあるホテルで会食した人のうち、47人が食中毒症状を発症しました(2月16日報道)。共同通信は、県当局の情報として、宿泊客と調理従事者の便からノロウイルスが検出され、施設の営業が5日間停止されたと伝えています。
奈良:飲食店で9歳〜70代の10人が症状、3日間の営業停止
奈良県当局は2月11日、香芝市の飲食店で焼肉などを食べた9歳から70代の10人が、嘔吐や発熱などの症状を訴えたと発表したとされています。調査では、患者と従業員からノロウイルスが検出され、県内の保健所が店舗に対し3日間の営業停止を命じました。
厚労省が示す「広げないための具体策」
感染拡大の予防策として、厚生労働省は次のような対応が有効だとしています。
- 床などを次亜塩素酸ナトリウムで拭く
- 衣類を85℃以上の熱湯に1分以上つける
いま注目したいポイント(短く整理)
- 増加は「一時的な波」ではなく、5週連続で続いている
- 地域の医療データに加え、食中毒として表面化した事例が複数出ている
- 検出は「宿泊客・利用者」だけでなく、調理従事者にも及んでいるケースがある
2月下旬のいま、体調不良のニュースが点ではなく線で増えている状況です。身近な場面(会食、外食、宿泊など)と結びつきやすいだけに、当局が示す具体策を淡々と徹底できるかが、次の広がり方を左右しそうです。
Reference(s):
cgtn.com








