M23、DRコンゴ・キサンガニ空港をドローン攻撃 1カ月で2度目
2026年3月上旬、コンゴ民主共和国(DRコンゴ)東部の要衝であるキサンガニのバンゴボカ国際空港で、武装勢力M23によるドローン攻撃があったと当局が発表しました。治安部隊が迎撃し、民間機の着陸直前を含む一連の攻撃は被害を出さずに退けられたとしています。
何が起きたのか:空港を狙った「4波」の攻撃
地域当局(チョポ州)は、日曜日の午後半ばから、いわゆる「自爆型(カミカゼ)ドローン」4機が4回に分けて投入され、いずれも迎撃され撃墜されたと説明しました。
- 迎撃・撃墜:4機(4波に分けて投入)
- 追加の1機:滑走路近くに「無害な形で着地」
当局によると、最後の機体は、コンパニー・アフリケーヌ・ダヴィアシオン(Compagnie Africaine d'Aviation)の民間機が着陸準備に入っていたタイミングで空港を狙ったとされています。民間航空の運航安全に直結しうる局面だった点が、今回の大きな焦点です。
M23が犯行を認める:狙いは「標的型」だと主張
M23はその後、攻撃への関与を認めました。声明では今回の作戦を「標的型」と位置づけ、同勢力の拠点や民間人に向けて発射されるとされるドローンを無力化する目的だったと主張しています。
また、政府側の攻勢が続く場合には、さらなる行動を取る可能性を示唆しました。現地では、軍事的な圧力と、それに対する抑止・報復の言葉が連鎖しやすい状況にあることがうかがえます。
バンゴボカ国際空港が「戦略拠点」になる理由
バンゴボカ国際空港は、民間利用に加えて軍事利用もある施設とされ、当局によれば、コンゴ軍がM23に対する作戦でドローンや戦闘機を運用する拠点にもなっています。こうした「民間と軍の併用(デュアルユース)」は、地域の移動・物流を支える一方で、紛争の影響を受けやすい構造も抱えます。
この1カ月で2度目:前回の攻撃にも言及
当局によれば、同空港は直近1カ月でも攻撃を受けており、1月31日から2月1日にかけての攻撃についても、M23が犯行を主張していました。M23は当時、軍用ドローンの指揮センターを破壊したと述べています。
短い期間に繰り返される空港への攻撃は、軍事面だけでなく、民間航空のリスク評価、周辺地域の経済活動、住民の安心感にも波及し得ます。今後、治安当局の防空・監視体制がどこまで強化されるのか、そして当事者の応酬が沈静化に向かうのかが注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








