米国防総省、キューバでの軍事作戦計画を強化 緊張高まる米古関係
キューバをめぐる米国の軍事計画が具体化
米国防総省(ペンタゴン)が、トランプ大統領の命令に備え、キューバに対する可能な軍事作戦のための応急計画を強化していることが2026年4月17日現在、明らかになりました。これは今年1月以降高まっている両国間の緊張を反映する動きです。
計画強化の背景にある緊張
米メディアによれば、この指示は、トランプ政権が今年1月にキューバに対する新たな石油制裁を発動し、政治変革を迫る広範な計画の一環として軍事的威嚇を行って以降、悪化した関係をさらにエスカレートさせたものと見られています。ペンタゴンは声明で、「様々な不測の事態に備えて計画しており、大統領の命令があれば実行する準備がある」と述べています。
トランプ大統領の発言とキューバの対応
- トランプ大統領は先週、ベネズエラとイランへの関与に続き、「次はキューバかもしれない」と発言しました。
- これに対し、キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領はメディアのインタビューで、米国との対話は「可能だが困難」と述べつつも、移民や麻薬取引、安全保障などの問題については「尊重と平等」に基づく対話に応じる用意があると表明しました。
- 同時に、ディアス=カネル大統領は最近の米国のレトリックを懸念し、万が一侵攻があれば「我々は戦い、自衛する」と強く述べています。
キューバの経済危機と地域情勢
キューバは現在、深刻な経済・エネルギー危機に直面しています。この危機は、今年1月に米軍がベネズエラを襲撃し、マドゥロ大統領を拘束したことで、ベネズエラとメキシコからの石油供給が大きく混乱したことが一因です。この地域的な緊張の高まりが、米国の計画を後押ししている側面もあるようです。
今回の計画強化は、単なる威嚇を超えた具体性を帯びてきています。対話の可能性と衝突の危険性が入り混じる中、今後の米古関係の行方は、カリブ海のみならず、ラテンアメリカ全体の安定にも影響を与えかねません。
Reference(s):
Pentagon steps up planning for possible military action in Cuba
cgtn.com








