南アフリカ野党指導者マレマ氏、集会発砲で5年の禁固刑判決 控訴で釈放
南アフリカの野党指導者、ジュリアス・マレマ氏が、集会でライフルを空中に向けて発砲した罪で、5年の禁固刑を言い渡されました。4月17日に下されたこの判決は、彼の国会議員としての資格に影響を与える可能性がありますが、直後の控訴許可により、高等裁判所での審理まで釈放されました。
判決の内容と即時の控訴
クゴンポシティの治安判事トワネット・オリビエ氏は、「犯罪が処罰されずに放置されれば、民主主義国家への深刻な脅威となる」と述べ、5年の禁固刑を宣告しました。判決後、マレマ氏側の控訴が認められ、身柄は拘置されず、今後の裁判日に出頭することを条件に釈放されました。弁護側は、発砲が危害を加える意図ではなく祝賀のジェスチャーだったと主張していました。
事件の経緯と政治的影響
マレマ氏は、極左政党「経済的自由の戦闘員(EFF)」の党首です。2018年に東ケープ州のスタジアムで行われた集会での発砲行為について、昨年(2025年)に5つの罪で有罪判決を受けていました。今回の禁固刑がすべての控訴を経て確定すれば、12ヶ月以上の刑は南アフリカ憲法により国会議員の資格を失うことになり、若年層を中心に支持を集めるEFFにとって大きな打撃となります。
- 判決日: 2026年4月17日
- 刑期: 5年(他の3つの罪状に対する罰金刑と併せて執行)
- 現在の状況: 控訴が許可され、高等裁判所での審理待ちで釈放中
今後の法的プロセスと支持者の動向
法律専門家のウルリッヒ・ルー氏によれば、マレマ氏は控訴が係属中は収監されず、最終的には憲法裁判所まで争う意向を示しています。このプロセスには数年を要する可能性があります。裁判が行われている間、数百人のEFF支持者が法廷外に集結し、党のトレードマークである赤いベレー帽をかぶり、運動歌を歌って支持を示しました。
1994年の白人少数支配終結後も続く人種間の格差に不満を持つ若い有権者から強い支持を受けるマレマ氏の命運は、今後の司法判断に懸かっています。この判決は、表現の自由と公共の安全の境界線について、南アフリカ社会で静かな議論を呼び起こすかもしれません。
Reference(s):
South African opposition figure Malema handed five-year jail sentence
cgtn.com








