レバノン南部、危険の中でも帰還始まる 停戦合意受け
イスラエルとレバノンの間で停戦が発効し、避難を余儀なくされていた多くのレバノン人たちが、未だ残る危険を冒して家への帰還を始めています。国連人道問題調整事務所(OCHA)が4月18日(現地時間の前日)、この動きを報告しました。一連の軍事衝突で避難した約120万人のうち、数千人が既に帰路についていると見られています。
危険と隣り合わせの帰還
OCHAによると、避難民家族はベイルート南部の郊外や、ティール、ナバティエなどレバノン南部の地域へ戻り始めています。しかし、事務所は住宅地に不発弾が残されているなど、住民の安全に対するリスクが依然として高いと警告しています。
「パートナー団体や地方当局の情報によれば、橋やインフラに大きな損傷があるにもかかわらず、数千人規模の人々が今朝早く南に向かって移動し、特にカスミエとゼフタの村周辺で主要道路が混雑している」とOCHAは説明しています。
帰還を支える臨時の措置と残る課題
帰還を容易にするため、南部県の河川横断地点やカスミエの沿岸ルートには応急的な修復が施されました。これにより、避難所に滞在する人の数は、4月17日に登録された14万1千人から、18日夜までに11万3千人に減少しました。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は停戦の発表を歓迎し、敵対行為を終結させ、境界線(ブルーライン)の両側のコミュニティの苦しみを和らげるためのあらゆる努力に対する国連の支援を再確認したと、報道官が述べています。
静かな境界線と長期的解決への期待
イスラエル北部とレバノン南部の間の境界線を監視する国連平和維持ミッションは、停戦開始以降、活動地域においてイスラエルへの発射体やイスラエルの空爆を検知していないとしています。
この停戦は、現地時間の4月17日から18日にかけての深夜0時に発効し、10日間続く予定です。事務総長は、この停戦が紛争の長期的解決に向けた交渉への道を開くことを期待していると伝えられています。避難民の帰還は、一つの節目ではありますが、復興と安全の確保はこれからが本番です。
Reference(s):
UN: Displaced Lebanese begin returning despite danger warnings
cgtn.com








