イラン外務省、米国の「封鎖」措置を「違法で犯罪的」と非難
イラン外務省報道官は、米国によるいわゆる「封鎖」措置が停戦合意違反であり、「違法で犯罪的」であると非難する声明を発表しました。この発言は、イランと米国の間で緊迫した関係が続くなか、国際法を巡る新たな論点を浮き彫りにしています。
「封鎖」措置への法的批判
イラン外務省報道官のエスマエイル・バガエイ氏は2026年4月19日時点での先週日曜日、旧Twitter(X)への投稿で、米国によるイランの港湾・海岸線への「封鎖」措置について、パキスタンが仲介した停戦合意への違反であると主張しました。
さらにバガエイ氏は、この措置が国連憲章第2条4項に違反し、1974年の国連総会決議3314第3条(c)に定められた「侵略行為」に該当すると指摘。「国家の港湾・海岸線の封鎖」は明示的に侵略行為に含まれており、戦争犯罪および人道に対する罪に相当すると述べています。
イラン指導部からの強い反発
この発言に先立ち、イランの最高指導者モフタバ・ハメネイ師は先週土曜日にあたる4月18日の「イラン軍の日」にメッセージを発表。同国海軍は米国とイスラエルに対し「新たな苦い敗北」をもたらす準備ができていると述べ、軍の「敵」との戦いを称えました。
これを受け、イラン軍の最高司令官アミール・ハタミ氏は、軍関係者が敵に最後の一滴の血が流れるまで抵抗し、勝利を確保するために戦うと応じたと、イラン国営放送が日曜日に報じています。ハタミ氏は、兵士たちが武器を手に敵を直視し、命令を待ちながら命を捧げる用意があると付け加えました。
高まる緊張と国際法を巡る議論
これらの一連の発言は、イランと米国間の緊張が継続していることを示しています。イラン側は、自国への措置を「封鎖」と定義し、国際法違反として強く批判することで、国際世論への訴えかけを試みている構図です。
一方、米国側の対応やこの「封鎖」措置の具体的な内容、パキスタン仲介の停戦合意の詳細については、現時点で公開されている情報は限られています。国家間の対立が「封鎖」という形で表出した場合、それが国際法上どのように位置づけられるのか、その解釈を巡る議論は今後も国際社会の注目を集めそうです。
Reference(s):
cgtn.com








