6100トンの橋が空中で「ピルエット」 中国本土・湖北で高速鉄道橋の精密回転工事 video poster
既存の線路の上で、重さ6100トンにも及ぶ巨大な橋梁が、バレエのように滑らかに旋回しました。中国本土・湖北省で行われたこの画期的な工事は、新たな高速鉄道ネットワークの構築に向けた、技術的なマイルストーンとなりました。
巨大橋梁の空中回転
この工事は、現在建設が進められている合肥(Hefei)-武漢(Wuhan)高速鉄道の一部です。工事チームは、稼働中の既存鉄道線路の真上で、長大な橋梁区間をまるで「ピルエット」のように回転させることに成功しました。回転角度は32度。その規模は、橋梁部の総重量が約6100トンにも及びます。
ミリ単位の精度が求められた「鋼鉄のバレエ」
この工事の最大の難関は、その精度にありました。回転中、橋梁の位置はミリメートル単位で制御される必要があったのです。なぜなら、下を走る列車の運行を止めることなく、安全かつ正確に工事を完了させなければならなかったからです。工事関係者は、精密な油圧システムと緻密な計画により、この「鋼鉄のバレエ」を実現させたと説明しています。
新線開通に向けた重要な一歩
この回転工事の成功は、新しい合肥-武漢高速鉄道の2026年後半を目指した本格的な開通に向け、重要な区切りとなります。同路線は、華中地域の交通ネットワークを強化し、移動時間の短縮と経済活動の活性化が期待されています。
中国本土では近年、高速鉄道網の拡充が著しく、このような大規模で複雑なインフラ工事が各地で行われています。今回の工事は、そうした発展の過程における、高度な土木技術の一端を示す事例と言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com



