中国、長江下での水中シールド掘削で新記録を樹立 video poster
中国本土東部、江蘇省での高速道路建設プロジェクトにおいて、世界最長となる水中トンネルの掘削が進む中、新たな記録が達成されました。
深度75メートル、シールド掘削の新たな壁を突破
2026年5月3日、巨大なトンネル掘削機「江海号」が、長江の河床下75メートルの深さに到達しました。これは、水中シールド工法を用いたトンネル掘削において、到達した最深記録となります。シールド工法とは、地盤の崩落を防ぐ円筒状のシールドを前方から押し進めながら掘り進む、都市部や河川下でのトンネル建設に適した技術です。
世界最長の水中高速道路トンネルを建設中
この掘削機は、江蘇省を走る全長39キロメートルの「海門~太倉高速道路」の建設に投入されています。プロジェクトの約3分の1に当たる区間が、長江の下を通る水中トンネルとなっており、これにより世界最長の水中高速道路トンネルプロジェクトとなります。このルートの完成は、地域の交通ネットワーク強化と経済活動の活性化に寄与することが期待されています。
技術的挑戦とその意義
深い水深と複雑な地盤条件の下での掘削は、高い技術力と計画性が求められます。今回の深度記録の達成は、土木工学技術の進歩を示す一例と言えるでしょう。大規模なインフラプロジェクトは、単に移動時間を短縮するだけでなく、新たな産業や物流の動線を生み出す可能性も秘めています。アジアでは都市間を結ぶ高速道路網の整備が進む地域も多く、こうした大規模トンネル技術の発展は、地形の制約を越えた新たな地域連携の形を考えるきっかけにもなります。
Reference(s):
China breaks record for underwater shield tunneling beneath Yangtze River
cgtn.com



