スーダンがエチオピア大使を召還、ドローン攻撃で緊張が急激に高まる
スーダン政府がエチオピア大使を召還し、両国間の緊張が急激に高まっています。首都ハルツームの国際空港などがドローン攻撃を受けたとして、スーダン側が強く反発しているためです。
首都ハルツームを襲ったドローン攻撃
事の発端は、5月4日(月曜日)に発生したドローンによる攻撃です。スーダンの首都ハルツームにある国際空港や軍事施設が標的となり、各地で爆発とともに激しい煙が上がりました。
攻撃の対象となったのは、主に以下の地点です。
- ハルツーム国際空港
- バハリの信号部隊(Signal Corps)周辺
- オムドゥルマン北部のアル・マルキヤトキャンプ
スーダン文化情報省の報道室によれば、空港における死傷者や具体的な被害は報告されていませんが、その他の施設での被害規模については、現在も確認作業が続いています。
外交的な対立と「全面対決」への警戒
この事態を受け、スーダンのモヒ・エルディン・サレム外相は5月5日(火曜日)、エチオピア大使を協議のために召還することを発表しました。
サレム外相は声明の中で、攻撃に使用されたドローンがエチオピアのバヒルダール空港から発進したと主張しています。その上で、「エチオピアとの全面的な対立に踏み切る準備がある」と言及し、自国の主権を守るために適切な方法で応じる法的権利があることを強調しました。
スーダン軍の強硬な姿勢
外交ルートだけでなく、軍側も極めて厳しい姿勢を見せています。スーダン軍の報道官であるアシム・アワド・アブデルワハブ氏は、以下のような強い警告を発しました。
- 「(攻撃に対して)2倍の強さで応戦する」と宣言
- エチオピアが攻撃に関与したという「確実な情報」を保持していると主張
- 国家の尊厳、主権、そして安全を維持するため、あらゆる脅威に対処する準備が整っていると言明
地域情勢への影響
今回の大使召還と軍の強硬姿勢は、東アフリカにおける地政学的な緊張をさらに加速させる可能性があります。単なる外交上の不一致を超え、軍事的な衝突へのリスクを孕んだ展開となっており、今後の両国の動向が注視されます。
Reference(s):
Sudan recalls ambassador to Ethiopia as confrontation flares up
cgtn.com