米イラン間で合意か?紛争終結への動きと揺れる中東情勢 video poster
米国とイランの間で、紛争を終結させるための「1ページの覚書」による合意が間近に迫っていると報じられました。緊張が極限まで高まった中東において、この動きがどのような意味を持つのか、現状を整理します。
米イラン間での合意と軍事作戦の停止
ホワイトハウスは、戦争を終結させ、今後の詳細な核交渉に向けた枠組みを定めるための覚書(MOU)について、間もなく合意に至る可能性があると考えています。
これに合わせ、マルコ・ルビオ米国務長官は、米国によるイランへの攻撃作戦が完了したことを明らかにしました。また、ドナルド・トランプ大統領は、ホルムズ海峡での船舶護送作戦をわずか1日で停止することを決定しています。
中国による外交的アプローチ
この状況の中で、中国の王毅外相はイランのアッバス・アラグチ外相との会談を行い、中東における敵対行為の停止を呼びかけました。特に、世界経済への影響が大きいホルムズ海峡を「可能な限り速やかに」再開放することを強く求めています。
「終結」の言葉と、拭えない現場の緊張
外交面では緩和の兆しが見える一方で、実際の現場では依然として激しい衝突が続いており、乖離が見られます。
- 海域での攻撃:フランスの海運会社CMA CGMの船舶がホルムズ海峡で攻撃を受け、乗組員が負傷しました。
- UAEへの攻撃:アラブ首長国連邦(UAE)は、イランからのミサイルやドローンによる攻撃を受けたと報告しています。
- レバノン情勢:イスラエル軍は、レバノンとの停戦合意があるにもかかわらず、レバノン南部の一部の村に避難警告を出しました。
こうした不安定な状況に反応し、市場では原油価格が下落した一方で、欧州株は2週間ぶりの高値を付けるなど、期待と不安が入り混じった反応を見せています。
「紛争は終わった」という政治的な宣言と、依然として飛び交うミサイル。外交的な合意が、いかにして現場の静寂へとつながるのか、今後の動向が注目されます。
Reference(s):
One-page Iran-US deal 'close' as Rubio declares conflict 'over'
cgtn.com