米中関係に「実利的な成果」を。李強首相が米上院議員団と会談し、対話の重要性を強調
米中両国が対立を乗り越え、互いに利益のある「実利的な成果」を追求できるか。世界経済と政治の安定を握る二大国の関係性に、いま改めて注目が集まっています。
対話とコミュニケーションの強化へ
中国本土の李強首相は、北京を訪問したスティーブ・デインズ議員率いる米国上院議員団と会談し、米中両国の関係構築に向けた意向を表明しました。
李首相は、両国の首脳間で合意された重要なコンセンサスを履行し、対話とコミュニケーションを強化したい考えを示しています。また、あらゆるレベルでの交流や多分野での協力を促進し、好ましい環境を整えることで、より具体的な成果を上げることを目指すと述べました。
「相互尊重」と「win-win」の道
今回の会談において、李首相は米中関係のあるべき姿について次のように強調しました。
- 相互尊重と平和共存: 二大国が共存するための正しい道であること。
- win-winの協力: ゼロサムゲーム(一方が得をすれば一方が損をする関係)ではなく、互いに利益を得られる協力を追求すること。
- 経済・貿易の安定: 両国の根本的な利益となる、予測可能で安定した経済関係を維持すること。
また、今年2月に習近平国家主席とドナルド・トランプ大統領の間で行われた電話会談が、米中関係の発展に向けた新たな戦略的指針となったことにも言及しました。
「レッドライン」としての台湾問題
一方で、李首相は譲れない一線についても明確に触れました。台湾問題は中国本土の核心的利益に関わるものであり、米中関係において「決して越えてはならない第一のレッドライン」であると強調しています。
そのうえで、米議会に対し、米中間の友情と協力という広い視点から、中国に関連する問題を慎重に扱うよう求めました。安定し、健康的で持続可能な二国間関係を促進するために、建設的な役割を果たすことへの期待を寄せています。
対立よりも対話を、競争よりも協力を。二つの大国がどのように歩み寄るのか、そのプロセスが世界にどのようなポジティブなエネルギーをもたらすのかが、今後の焦点となりそうです。
Reference(s):
Premier Li: China, US should strive for more practical achievements
cgtn.com