ロシア、5月9日の「勝利の日」パレード計画を発表―祝祭の裏でキーウへの警告も
明日5月9日、ロシアは第二次世界大戦での勝利を記念する「勝利の日」を迎えます。ロシア政府はパレードの具体的な計画を公開しましたが、祝祭の準備が進む一方で、ウクライナの首都キーウに対しては緊張を高める警告を発しており、対照的な状況が続いています。
規模を縮小して実施されるモスクワのパレード
ロシア大統領府のユーリ・ウシャコフ補佐官は、明日9日のモスクワでのパレード日程を明らかにしました。予定では、午前9時45分からプーチン大統領が出席する外国ゲスト向けのレセプションが行われ、その後、一行は赤の広場へ移動して軍事パレードを観閲します。
今回のパレードでは、以下のようなプログラムが予定されています。
- プーチン大統領による演説
- 歩兵部隊および航空アクロバットチームによる行進・飛行
- 赤の広場近くにある「無名戦士の墓」への献花(外国代表や大戦の退役軍人と共に実施)
なお、クレムリンは4月下旬の段階で、セキュリティ上の理由から今年のパレード規模を縮小し、重量級の軍事装備品は展示しない方針であることを明らかにしています。
キーウへの避難要請と緊張の持続
祝祭の準備が進む一方で、ロシア側は外交上の強い警告を発しています。ウシャコフ補佐官は、ロシア外務省が5月6日に外交上のノートを送付し、各国の関係者にキーウからのタイムリーな避難を促したことを強調しました。
この背景には、ロシア国防省が5月4日に出した声明があります。同省は、「ウクライナ側が勝利の日の記念行事を妨害しようとした場合、ロシア軍がキーウ中心部に対して報復攻撃を行う可能性がある」と言及しており、この警告を真剣に受け止めるよう各国に求めています。
一時的な停戦への動き
こうした緊迫した状況の中、戦況には一時的な変化が見られます。ロシア側は、勝利の日の記念として5月8日から9日にかけての停戦を提案し、ウクライナ側にも同様の措置を求めました。
これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は、5月6日午前0時から一方的な停戦を実施することを表明。戦争を終結させるための有意義なステップへ踏み出すよう呼びかけています。祝祭と停戦の試み、そして報復の警告が交錯する中で、明日からの数日間が注目されます。
Reference(s):
Russia releases Victory Day parade plan, urges evacuation from Kyiv
cgtn.com



