ルーマニアでハンタウイルス感染を確認、クルーズ船での集団発生とは異なる系統と判明
ルーマニアで確認された感染事例とその経緯
ルーマニア国立公衆衛生研究所(INSP)は月曜日、国内でハンタウイルスの感染者が1名確認されたことを発表しました。このニュースは、最近の国際的な健康リスクへの関心が高まる中で報告されました。
アラド県の公衆衛生局による血清学的検査の結果、今回の感染は慢性的なものであることが判明しました。当局は、患者が過去に精神科施設に入院していた際に感染した可能性が高いと分析しています。現在、患者は安定した状態で入院しており、継続的な医療監視下に置かれています。
クルーズ船の事例(アンデスウイルス)との明確な違い
今回の報告において重要な点は、この事例が最近話題となったクルーズ船での集団感染とは無関係であるということです。オランダ船籍のクルーズ船「MVホンディウス」では、ハンタウイルスの系統の一つである「アンデスウイルス」による集団感染が発生し、3名が死亡したことで、一部で新たなパンデミックへの懸念が広がっていました。
しかし、INSPは今回のルーマニアの事例について、以下の点を明確にしています。
- 検出されたウイルスは、ルーマニアおよび欧州に特有の系統であること。
- MVホンディウスで特定されたアンデスウイルスとは異なるものであること。
感染予防策と世界保健機関(WHO)の見解
ハンタウイルスは主に齧歯類(ネズミなど)を介して感染することが知られています。当局は、特に以下のような状況において注意を呼びかけています。
【推奨される予防策】
長期間使用していなかった密閉された空間を掃除する場合などは、ネズミなどが生息している可能性があるため、マスクと手袋を着用して感染を防ぐことが最善の策とされています。
なお、世界保健機関(WHO)は、ハンタウイルスによる一般市民への全体的なリスクは引き続き低いとの見解を示しており、過度な不安を抱く必要はないとしています。
Reference(s):
Romania confirms hantavirus case, unrelated to cruise ship outbreak
cgtn.com