イラン最高指導者が語る「歴史的な抵抗」とライシ元大統領への追悼
2026年5月20日、イランの最高指導者モジュタバ・ハメネイ師がメッセージを発表しました。米イスラエルとの対立における「歴史的な抵抗」を称えるとともに、2年前の悲劇的な事故で失われたライシ元大統領を追悼し、現在の政権が直面する責任と課題について言及しています。
米イスラエルに対する「歴史的な抵抗」
ハメネイ師は、40日間にわたる戦争とその後の過程において、米国およびイスラエルの軍隊に対し、イランが「叙事詩的で歴史的に類を見ない」抵抗を示したと高く評価しました。国際社会における緊張が続く中、自国のレジリエンス(回復力)を強調する形となりました。
ライシ元大統領の2周忌と遺志
2024年5月19日に発生したヘリコプター墜落事故から2年が経過しました。ハメネイ師は、エブラヒム・ライシ元大統領を「責任感があり、国民に支持された人物」として回顧し、以下の点に特に注目していたと述べています。
- 若者への関心: 次世代の育成と機会の提供
- 正義の推進: 社会的な公平性の追求
- 積極的な外交: 相互の関心に基づいた戦略的な外交展開
また、ライシ氏と共に犠牲となったホセイン・アミール・アブドッラーヒアン元外相や、モハンマド・アリ・アレ=ハシェム氏(最高指導者の東アゼルバイジャン代表)の功績についても改めて触れました。
現在の課題:経済と国民の生活
追悼の言葉に添えて、ハメネイ師は現在の政府指導者や各レベルの管理職に対し、より重い責任があることを強調しました。特に、経済状況の改善や国民の生活上の悩みへの対応が急務であるとし、内政面での課題解決に注力することを求めています。
ホルムズ海峡における船舶の通過
安全保障面では、イラン革命防衛隊(IRGC)が最新の状況を報告しました。石油タンカーやコンテナ船を含む26隻の商船が、IRGC海軍との調整のもと、ホルムズ海峡を安全に通過したとしています。地政学的な緊張が続く海域において、実務的な調整が継続していることを示しました。
Reference(s):
Iran in 'historic resistance epic' against US, Israel: Supreme leader
cgtn.com