サウジアラビアが中国を1-0撃破 2026年W杯アジア予選グループC
2026年FIFAワールドカップ(W杯)アジア予選グループCで、中国代表はアウェーのリヤドでサウジアラビアに0-1で敗戦しました。10人での戦いを強いられた中国は善戦しつつも勝ち点を積み上げることができず、グループ下位から抜け出せない状況が続いています。
サウジアラビアがホームで中国に1-0勝利
試合は木曜日にサウジアラビアの首都リヤドで行われ、2026年W杯アジア予選のグループCに所属するサウジアラビアと中国が対戦しました。結果はホームのサウジアラビアが1-0で勝利し、中国はアウェーでの貴重な勝ち点獲得はなりませんでした。
決勝点は後半立ち上がりのアルダウサリ
試合を決めたのは後半開始直後のワンシーンでした。後半5分、サウジアラビアはゴール前でシュートチャンスを迎え、中国のGK王大雷が一度は好セーブを見せましたが、そのこぼれ球にサウジの中盤の要、サレム・アルダウサリが素早く反応。至近距離から冷静に押し込み、このゴールが決勝点となりました。
王大雷の最初の守備対応は「バリアントなセーブ」と表現されるほど気迫に満ちたものでしたが、こぼれ球への対応までは間に合わず、チームとして守り切ることはできませんでした。
前半終盤の一発退場で中国は10人に
中国にとってより痛かったのは、失点よりも前半のうちに数的不利に陥ったことでした。前半終了間際、林良銘がハッサン・カディシュの顔付近を蹴ってしまう形になり、主審は危険なプレーと判断してレッドカードを提示しました。
このファウルによりカディシュはピッチ上で長時間の治療を受け、その後は担架で運び出されました。この間、試合は長く中断し、スタジアム全体が緊張感に包まれる場面となりました。
中国は残り時間を10人で戦うことになり、攻撃よりもまず守備のバランスを優先せざるを得ない展開に追い込まれました。
サウジアラビアは主導権を握るも追加点は奪えず
試合全体を通して、ボール支配率や攻撃回数ではサウジアラビアが優位に立っていたとされています。しかし、決定機を生かし切れない場面も目立ちました。
前半には、ファイサル・アルガムディがネットを揺らすシーンがあり、一度はゴールと判定されました。しかし、その前のプレーで味方にハンドがあった可能性が指摘され、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認が実施されました。
協議の結果、このゴールはハンドの反則があったとして取り消され、スコアは0-0のままに。ホームの観客が沸いた直後に判定が覆る展開となり、サウジアラビアにとってはフラストレーションの残る前半となりました。
中国は勝ち点6のまま グループC下位にとどまる
この敗戦により、中国はここまでの7試合で勝ち点6にとどまっています。すでにグループCの中では下位に沈んでおり、2026年W杯アジア予選を突破するためには厳しい状況が続いていると言えます。
それでも、10人で約半分の時間を戦いながら1失点に抑えた守備の粘りは、次戦以降へのポジティブな材料とも見られます。課題は、数的不利になる前の時間帯や、限られたチャンスでどう得点を奪うかという攻撃面です。
次戦は杭州でオーストラリアと対戦
中国は次戦、火曜日に杭州でオーストラリアと対戦する予定です。ホームで戦えるこの試合は、グループステージ終盤に向けて流れを変えられるかどうかの重要な一戦となります。
サウジアラビア戦で見せた守備陣の奮闘を維持しつつ、オフェンス面でどれだけ改善できるかがポイントになりそうです。特に、早い時間帯で不用意な退場やファウルを避け、11人で試合を通して戦い切ることが求められます。
同じグループCで日本が本大会出場を決定
一方、同じグループCでは日本がホームでバーレーンに2-0で勝利し、来年行われる2026年W杯本大会への出場権を手にしました。日本は自国開催ではない大会への出場を早々に決め、アジアの中で安定した強さをあらためて示した形です。
日本が本大会出場を確定させたことで、グループCでは残る順位や出場枠を巡る争いがさらに注目されます。サウジアラビア、オーストラリア、中国、バーレーンの各チームにとって、残り試合の重要度は一段と増していきそうです。
きょうの視点:中国にとって重い退場と勝ち点ロス
- 中国はアウェーのサウジアラビア戦で、前半終了間際の退場により10人となり、試合の半分近くを数的不利で戦う展開となりました。
- GK王大雷のセーブなど守備面の奮闘は光りましたが、後半立ち上がりの一瞬の隙を突かれ失点し、勝ち点獲得には届きませんでした。
- グループCで勝ち点6にとどまる中国にとって、この敗戦は予選突破への道をさらに険しいものにしています。
- 同じグループで日本が本大会出場を決めたことで、他チームは残り試合での巻き返しがより強く求められる状況になりました。
2025年も終盤に差しかかるなかで行われている2026年W杯アジア予選は、アジア各国・地域の競争が一層激しくなっています。中国が次戦のオーストラリア戦でどのような修正と変化を見せるのか、アジアサッカーの行方を考えるうえでも注目しておきたい一戦です。
Reference(s):
Saudi Arabia defeat 10-man China 1-0 in 2026 World Cup AFC Qualifying
cgtn.com



