トルクストリーム関連施設へ無人機攻撃か、ロシア「撃退」—ガス供給は被害なしと発表
ロシア国防省は2026年3月12日(木)、トルクストリーム(TurkStream)向けのガス圧縮施設に対するウクライナの無人機(ドローン)攻撃を撃退したと発表しました。欧州向け天然ガス供給に関わる施設だとして注目されています。
何が起きたのか:クラスノダール地方の圧縮ステーションが標的
ロシア国防省によると、クラスノダール地方の集落ガイ=コドゾル(Gai-Kodzor)にある、トルクストリームに連結するガス圧縮ステーション上空で、固定翼の攻撃型ドローン10機を12日早朝に撃墜したとしています。
同省は「施設の被害は報告されていない」と述べました。
トルクストリームとは:ロシアからトルコ経由で欧州へ
発表によれば、標的とされた圧縮ステーションは、ロシアの天然ガスをトルコ(Türkiye)経由で欧州に運ぶトルクストリームにガスを供給する施設です。パイプラインそのものだけでなく、ガスを送り出す圧縮設備も供給の要所になります。
ブルーストリーム側でも「空中攻撃を撃退」とガスプロム
ロシアのエネルギー大手ガスプロムは、トルコへロシア産天然ガスを送る黒海横断パイプライン「ブルーストリーム(Blue Stream)」にガスを供給する別の圧縮ステーションでも、12日早朝に空中攻撃を撃退したと述べました。
相次ぐ「未遂」:2月24日以降に12回と説明
ガスプロムは3月11日(水)の発表として、2月24日以降、南ロシアの同社ガス圧縮ステーションを狙った攻撃の試みが合計12回あり、いずれも撃退したとしています。
要点(すぐ分かるまとめ)
- ロシア国防省:トルクストリーム関連の圧縮施設を狙うドローン10機を撃墜
- 被害:施設への損傷は「報告なし」
- ガスプロム:ブルーストリーム関連施設でも空中攻撃を撃退
- ガスプロム:2月24日以降の攻撃の試みは計12回と説明
このニュースが示すこと:インフラ防護と供給安定が同時に問われる
今回の発表は、欧州向け・トルコ向けのガス輸送に関わる「圧縮ステーション」が標的になった点が焦点です。パイプラインの運用は、目に見える大動脈だけでなく、各地の供給設備が連動して成り立ちます。攻撃が繰り返し試みられているとされるなかで、物理的な被害の有無だけでなく、警戒態勢の常態化が運用やコストにどう影響するのかも、静かに注視されそうです。
Reference(s):
Russia says repelling Ukrainian drones targeting TurkStream facilities
cgtn.com



