中国本土株が年初から加速:上海総合が2015年7月以来の高値圏へ
2026年の年初、中国本土のA株市場で上昇の勢いが強まり、上海総合指数が昨年の「中間ピーク」を上抜けました。投資家の間で中国資産への信頼感が戻りつつあることが、相場の空気を変えています。
何が起きた?上海総合が「昨年の山」を越える
報道によると、中国本土のA株市場は2026年のスタートから強い値動きを継続。1月6日(火)に上海総合指数が昨年の中間的な高値を突破し、2015年7月下旬以来の高水準に到達しました。
指数の節目を越える動きは、短期の値幅以上に「投資家心理の転換点」として意識されやすく、マーケットの注目が集まっています。
背景:期待されているのは「2年続く上昇局面」
今回の再加速の背景には、投資家が中国資産に対して、より持続的な見通しを描き始めていることがあるとされています。記事では、今後2年(2026〜2027年)にわたる市場の上昇への期待が広がっている点が示されています。
ゴールドマン・サックスが強気判断、「地域ポートフォリオで大きく上乗せ」を提言
新たに公表された戦略レポートで、ゴールドマン・サックスは近年でも強いトーンの見解として、地域ポートフォリオの中で中国株を「大幅にオーバーウェイト(比率を高める)」するよう助言したと報じられました(Global Timesによる)。
同社は、次の2つが同時に進むことで、2026年と2027年にかけて安定した強気相場を支えると見立てています。
- 企業業績(利益)の改善
- バリュエーション(株価評価)の回復
また、2026〜2027年の年平均リターンについて、15〜20%を見込むとされています。
世界の資金の向き:2025年は「欧州・中国・アジア」が米国の約2倍
ゴールドマン・サックスのGlobal Equity Strategyレポートでは、中国はすでにグローバルのパフォーマンス比較でも競争力のある市場として再浮上している、と整理されています。報道内容によれば、2025年は欧州・中国・アジアの合計リターンが、米国のほぼ2倍(ドル建て)だったとされ、資金フローや投資家の関心の変化を示す材料として注目されています。
いま見ておきたいポイント(強気の根拠と、相場が気にするところ)
相場が勢いづく局面ほど、「何が追い風で、何が揺り戻しになり得るか」が見えやすくなります。今回の材料を、読み替えるなら次のような整理ができます。
- 追い風:企業業績の改善が数字として確認されるほど、上昇の持続性は意識されやすい
- 追い風:評価の戻り(バリュエーション回復)が進むと、指数の節目突破が連鎖しやすい
- 注目点:「2年続く」という期待が強いほど、途中の調整局面で市場の耐久力が試されやすい
2026年は始まったばかりです。年初のラリーが「一時の熱」なのか、「見通しの再設定」なのか。市場は、業績と評価の両面からその答え合わせを進めていくことになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








