中国新疆、ドバイで貿易・投資会議 2025年の貿易額は50億元に
中国新疆ウイグル自治区がアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで貿易・投資会議を開き、企業が中東向けに製品やサービスを披露しました。「貿易拡大」と「人の往来」を同時に押し出す動きとして、いま注目されています。
ドバイで開催、狙いは「貿易・物流・投資」の接点づくり
会議が開かれたのは、現地時間の2026年2月8日(日)です。会場では、新疆の企業が中東市場を意識しながら自社の製品・サービスを紹介し、今後の経済的な結びつきを強めたい考えを示しました。
関係者によると、イベントの大きな柱は新疆とドバイの貿易促進です。距離は離れているものの、新疆はUAEとの「地方レベルの友好協力」で存在感を保ってきたとされています。
数字で見る:2025年の貿易は50億元、前年比80%超増
発表によれば、2025年の双方の貿易額は50億元(約7.2億ドル)に達し、前年比で80%超増となりました。2026年に入った今、こうした伸びを「次の投資や物流の具体案件」にどうつなげるかが焦点になりそうです。
新疆CCPIT幹部「海外ネットワークで企業間の交流を後押し」
中国国際貿易促進委員会(CCPIT)新疆分会と、中国国際商会の新疆商会に関わる殷志強(Yin Zhiqiang)副事務局長は、会議の目的について、海外のリソースやネットワークの強みを生かし、新疆とドバイの起業家・企業の交流と協力を促進することだと説明しました。
具体的には、以下の分野で結びつきを強めたい意向が示されています。
- 貿易
- 物流
- 産業協力
- 投資
商談だけでなく「ソフトパワー」も:風景と文化を発信
今回の動きは商取引にとどまりません。新疆は自然景観や文化の多様性も紹介し、中東からの旅行者を呼び込みたい考えです。会議は、経済と観光を同じテーブルで語る場にもなりました。
李斌(Li Bin)氏(新疆文化・観光投資グループ)は、新疆が国際的な発信をさらに強め、魅力ある景観や独自の文化的遺産を共有していく必要があると述べ、ドバイが新疆への主要ゲートウェイになることに期待を示しました。
参加者の声:「自分の目で新疆を見てほしい」
すでに新疆を訪れた経験がある人々からは、可能性や魅力に言及する声も出ています。
アラブ・中国協力開発協会のカセム・トファイリ(Kassem Tofailli)会長は、会議への参加に触れつつ、新疆からの出展を喜ぶと述べました。そのうえで、新疆には有望な未来があるとし、実際に訪れて「自分の目で」見てほしいと呼びかけました。
次に注目されるポイント:ルート拡大と交流の“質”
貿易ルートの拡大と観光の活性化が同時に進めば、天山山脈とアラビア半島を結ぶ関係は、さらに厚みを増していく可能性があります。今後は、会議で生まれた接点が継続的な取引や投資、物流の実務へどう結びつくのか、また観光発信が相互理解をどこまで深めるのかが、静かな見どころになりそうです。
Reference(s):
China's Xinjiang holds trade and investment conference in Dubai
cgtn.com







