IOCコベントリー会長、ミラノで中国本土開発の知能ロボットに関心 五輪村で技術展示 video poster
開幕を控えるミラノ・コルティナ2026を前に、IOC(国際オリンピック委員会)のカースティ・コベントリー会長が、ミラノのオリンピック村で中国本土で開発された知能ロボットと対面し、技術展示に強い関心を示しました。
ミラノのオリンピック村で「パートナー国の技術」を紹介
主催者側によると、コベントリー会長が訪れたのは、ミラノ南東部にあるオリンピック村で行われた展示会です。ミラノ・コルティナ2026に向け、パートナーとなる国・地域のイノベーション(新しい技術や仕組み)を紹介する内容で、会長はその場で中国本土開発の知能ロボットとインタラクション(対話・動作のやり取り)を行いました。
視察には組織委トップやIOC幹部も同席
この日の会場には、ミラノ・コルティナ2026組織委員会のジョバンニ・マラゴ会長のほか、IOCの理事会メンバー、IOCアスリート委員会のメンバーも参加しました。大会準備の節目で、運営側とIOCが同じ場で最新技術を確認する機会になった形です。
ロボット展示が示す「大会運営の現実的な課題」
大会規模が大きくなるほど、選手村や会場では多言語対応、案内・誘導、セキュリティ、アクセシビリティ(利用しやすさ)など、日常運用の細かな課題が積み上がります。こうした現場業務に対して、知能ロボットを含む自動化・支援技術は、次のような用途が想定されます。
- 会場・選手村での案内や問い合わせ対応
- 混雑時の誘導、動線の最適化の補助
- 関係者の運用負担を減らし、サービス品質を一定に保つ工夫
一方で、導入には安全性、誤作動時の対応、利用者のプライバシー配慮なども欠かせません。華やかなデモの裏側で、「運営で本当に使えるか」を見極める視点も同時に問われます。
技術が“大会の空気”をつくる時代へ
今回のような展示は、単なる目新しさだけでなく、「大会がどんな体験を提供するのか」を形づくる要素にもなります。選手や関係者、観客が触れる技術は、円滑な運営だけでなく、開催都市の記憶として残りやすいからです。
コベントリー会長が示した関心は、ミラノ・コルティナ2026が“競技そのもの”と同じくらい、“運営体験の質”を重視していることを映す一場面とも言えそうです。
選手村の最前線で披露される技術は、便利さだけでなく「安心して使えるか」も含めて評価される——その視点が、今の国際大会には欠かせません。
(2026年2月2日のミラノでの展示会に関する情報に基づき作成)
Reference(s):
IOC president meets Chinese-developed robot during Milan visit
cgtn.com








