ミラノ・コルティナ2026で「チャイナハウス」開館 春節の文化を体感 video poster
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開催期間中、文化発信拠点「チャイナハウス(China House)」がミラノの歴史的建築ヴィラ・クレリチ(Villa Clerici)で公開されています。きょう2026年2月7日現在、春節(旧正月)の雰囲気とオリンピックの美学を重ねた空間づくりが注目を集めています。
冬季五輪で4回目の登場、会場は歴史的建築ヴィラ・クレリチ
チャイナハウスは、冬季オリンピックの場で今回が4回目の展開です。公開は事前予約制で、2月22日まで続くとされています。競技会場の熱気とは別に、来場者が「文化を通じて大会を味わう」導線をつくる役割を担っています。
見どころは3ゾーン:展示・無形文化遺産・スポーツ交流
会場は大きく3つのゾーンで構成され、鑑賞だけで終わらない設計になっています。
- 文化展示:工芸品や歴史的モチーフを通じて文化背景を紹介
- 無形文化遺産の体験:技や表現に触れる「体験型」の導入
- スポーツ交流:スポーツ要素を交えたインタラクション
馬文化を示す造形と絵付けが、長い時間軸を連れてくる
文化展示では、馬上の人物をかたどった陶製の人形や、ポロ(馬上競技)を描いた絵付け作品などが紹介され、馬文化の歴史の長さを視覚的に伝えます。競技としての「スポーツ」と、移動・儀礼・美術などを含む「文化」の接点が、展示の読み解きどころになっています。
赤い提灯と中国結び——春節の空気を五輪の場へ
空間を象徴するのは、赤い提灯や中国結びといった伝統的な装飾です。祝祭の記号は言語の壁を越えやすく、初めて触れる来場者でも「お祝いの季節」を直感的に受け取れる。競技の勝敗とは別のところで、人々の記憶に残る大会体験をつくろうとする意図が読み取れます。
2010年から続く「文化対話」の装置として
この取り組みは、2010年のバンクーバー冬季オリンピックで中国オリンピック委員会が始めた流れの延長線上にあります。スポーツの国際大会は、競技だけでなく、開催都市や参加者が互いの背景を知る機会にもなる——チャイナハウスは、その役割をパビリオンという形に落とし込んだ例と言えそうです。
要点まとめ(2月7日現在)
- ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックに合わせ、チャイナハウスがミラノで公開
- 会場はヴィラ・クレリチ。文化展示・無形文化遺産体験・スポーツ交流の3ゾーン
- 春節の装飾(赤い提灯、中国結び)で祝祭感を演出
- 事前予約制で2月22日まで公開予定
スポーツの祭典が「競う場」から「伝わる場」へと広がっていくとき、何が伝わり、何がすれ違うのか。パビリオンという静かな空間は、その問いを観客の足元にそっと置いていきます。
Reference(s):
China House highlights Spring Festival culture at Milano Cortina 2026
cgtn.com








