イスラエル市民が語るイランのミサイル攻撃の瞬間 video poster
イランのミサイル攻撃で24人死亡 イスラエルが被害を発表
2025年6月21日、イスラエル政府報道局は、イランによる大規模なミサイルとドローンの攻撃について「現地時間午後8時の時点で少なくとも24人が死亡し、1,272人が負傷した」と発表しました。国際ニュースとして大きく報じられたこの攻撃は、イスラエル各地の市民生活を直撃しました。
イスラエル側の統計によると、イランから発射されたミサイルは450発を超えたとされています。大量のミサイルと無人機がほぼ同時に飛来したことで、防空システムや救助体制には大きな負荷がかかったとみられます。
ポイントで見る今回の攻撃
- イスラエル政府報道局は24人死亡、1,272人負傷と発表
- イスラエル側の統計では、イランが450発以上のミサイルを発射
- テルアビブ在住の住民が、攻撃時の恐怖と混乱を証言
テルアビブを襲った爆発 住民が語る「息ができなかった」瞬間
中国の国際メディアであるCGTNのStringerは、攻撃を直接経験したテルアビブ在住の住民、イリナ・ザックさんに話を聞きました。ザックさんは、ミサイルが着弾した瞬間の光景を次のように振り返っています。
ミサイルが建物近くに命中したとき、ザックさんは「巨大な爆発音が聞こえ、次の瞬間には部屋中が粉じんで埋め尽くされ、息をするのも難しくなった」と語りました。窓ガラスや壁の一部が破損したとみられ、室内は短時間で視界がほとんど利かない状況になったといいます。
恐る恐る建物の外に出ると、そこには日常とはかけ離れた景色が広がっていました。ザックさんは「外に出ると、あたり一面が混乱状態で、周囲の建物もすべて何らかの被害を受けていた」と証言しています。道路にはがれきが散乱し、多くの建物が衝撃で損傷していたことがうかがえます。
市街地を直撃する攻撃が映すもの
今回のイランによるミサイルとドローン攻撃は、軍事施設だけでなく、市民が暮らす市街地にも深刻な影響を与えました。テルアビブのような都市部では、住宅や商業施設、交通インフラが密集しており、一発の爆発が多くの人々の生活基盤を同時に揺るがします。
ザックさんの証言から浮かび上がるのは、次のような現実です。
- 建物内部でも、爆風や粉じんによる窒息の危険にさらされること
- 建物の外に出ても、周囲一帯が被害を受け、安全な場所を見つけるのが難しいこと
- 攻撃直後の混乱の中で、何が起きているのか全体像を把握しづらいこと
数字の裏にある「生活」の重み
24人死亡、1,272人負傷という数字は、国際ニュースとしては冷静に報じられがちです。しかし、テルアビブの一住民の証言からは、その一つひとつの数字の裏側に、突然日常を奪われた人々の暮らしがあることが見えてきます。
ミサイルやドローンによる攻撃は、軍事バランスや抑止力といった安全保障の議論だけでなく、市民の安全、医療・救急体制、メンタルケアなど、幅広い課題を同時に突きつけます。今回の攻撃をめぐる動きは、そうした「生活の安全保障」をどう守るのかという問いも含んでいるといえるでしょう。
私たちが受け取るべき問い
遠く中東で起きた出来事は、日本で暮らす私たちには一見、距離のあるニュースに見えるかもしれません。しかし、都市に住む一般の人々が突如として攻撃に巻き込まれるという構図は、多くの国や地域に共通するリスクでもあります。
今回のテルアビブの住民の証言は、次のような問いを私たちに投げかけています。
- 有事の際、市民の命と生活を守る備えは十分なのか
- ニュースの数字の背後にある、一人ひとりの経験にどこまで想像力を働かせられるか
- 緊張が高まる地域に対し、国際社会はどのように市民保護を優先した関与ができるのか
ミサイル攻撃の被害を伝える一人の証言は、国際ニュースを「遠い世界の話」ではなく、自らの暮らしや社会のあり方を考えるきっかけへと変えてくれます。
Reference(s):
Stringer Dispatch: Israeli resident recounts Iranian missile attack
cgtn.com








