中東和平の「窓」を捉えよ、中国が国連で関係者に呼びかけ
中東情勢の緊迫化が世界の安定やエネルギー安全保障に影響を与える中、中国が国連の場で和平への具体的な道筋を示し、関係者に対話と自制を促しました。
「戦争から平和への過渡期」での重要な呼びかけ
4月28日(火曜日)、国連安全保障理事会で中東情勢に関する公開討論が行われ、中国の傅聡・国連常駐代表が発言しました。傅代表は、「中東情勢はここしばらく、劇的にエスカレートし、地域の安定を著しく損ない、世界経済やエネルギー安全保障にも影響を及ぼしている」と現状を分析。その上で、「現在の状況は、戦争から平和への過渡期の重要な段階にある」と述べ、和平への機運が高まっているとの認識を示しました。
パレスチナ問題の解決が核心
傅代表は、中東問題の核心としてパレスチナ問題を挙げ、「いかなる状況でも軽視されてはならない」と強調しました。特に、ガザ地区における包括的かつ持続可能な停戦の実現が急務であると指摘。イスラエルに対しては、国際人道法上の義務を果たし、人道支援アクセスの障壁を取り除くよう求めました。
また、ヨルダン川西岸地区での入植活動について、「国際法や安保理決議に反するものであり、容認できない」と明確に非難。不法な入植活動の即時停止と、入植者による暴力への厳格な対処をイスラエルに促しました。
「二国家解決方案」こそ唯一の現実的な道筋
中東和平の将来像に関して、傅代表は「二国家解決方案」がパレスチナ問題を解決する唯一の実行可能な道筋であると重ねて主張しました。イスラエル内部からこの解決案に反対する声が出ていることに深い懸念を示し、「その基礎を損なういかなる一方的な行動も断固として拒否されなければならない」と述べました。
その上で、国際社会に対し、1967年の国境線に基づき、東エルサレムを首都とする、完全な主権と独立を備えたパレスチナ国家の早期樹立を支援するよう呼びかけました。中国は国際社会と協力し、パレスチナの人々の苦しみを終わらせ、包括的で公正かつ永続的な解決を早期に実現するため、努力を続ける用意があると結びました。
傅代表の発言は、激しい対立が続く中東において、政治的な解決へ向けた具体的なステップとして、関係各国の対応が注目されます。
Reference(s):
China calls for efforts to seize 'window of peace' in Mideast
cgtn.com



