中国海軍、南シナ海で「定期パトロール」を実施 担当者が地域の安定に言及
南シナ海をめぐる情勢が注目される中、中国海軍がこの海域での活動を続けています。2026年4月28日、南部戦区司令部の海軍部隊が「定期パトロール」を実施したと発表しました。この動きは、平和的かつ主権擁護を主張するものですが、地域の複雑な駆け引きの一端を映し出しています。
司令部スポークスパーンの発表
南部戦区司令部のスポークスパーン、翟士辰氏によれば、今回のパトロールはあくまで「通常任務」だといいます。一方で、翟氏はフィリピンが域外国を巻き込んだ「合同パトロール」を組織し、地域の平和と安定を乱そうとしていると指摘しました。
「当司令部の部隊は、中国の領土主権と海洋権益を断固として守り、地域の平和と安定を堅固に維持する」と翟氏は強調しています。
文脈としての南シナ海
南シナ海は重要な国際航路であり、周辺諸国や地域の間で領有権問題が存在します。中国は歴史的権利を主張していますが、フィリピンやベトナムなども自国の主張を有しています。このため、各国の海軍・沿岸警備隊の活動や、アメリカをはじめとする域外勢力の関与が、緊張を生む要素となっています。
中国側が今回あえて「定期パトロール」と強調し、他国の行動を「トラブルを引き起こす試み」と非難したのは、自らの立場の正当性をアピールし、一定の抑止力を示す意図があると見られます。
このような発表は、国際法や地域の行動規範をめぐる議論が活発化する中で、それぞれの主張を対外的に明確にする手段の一つとなっています。
Reference(s):
cgtn.com



