次期国連事務総長へ、元総会議長のエスピノサ氏が立候補 — 2027年の就任に向け競争加速
2027年1月の就任に向け、次期国連事務総長の選出プロセスが重要な局面を迎えています。世界的な課題が山積する中、誰が国際社会の舵取りを担うのか、その候補者が徐々に明らかになってきました。
エクアドルのエスピノサ氏が候補に
元国連総会議長のマリア・フェルナンダ・エスピノサ氏が、次期国連事務総長の候補として推薦されました。これは、アンティグア・バーブーダ政府による推薦であり、現国連総会議長アンナレーナ・ベアボック氏の報道官であるラ・ニース・コリンズ氏によって明らかにされました。
エスピノサ氏は外交分野で極めて豊富な経験を持つ人物です。その経歴は多岐にわたります。
- 国連での実績: 2018年から2019年にかけて第73代国連総会議長を務めたほか、ニューヨークおよびジュネーブの国連代表部でエクアドルの常駐代表を歴任しました。
- 政府での要職: エクアドルの外相を2度務めただけでなく、国防相としての経験も持っています。
多様な背景を持つ5名の候補者たち
現在、次期事務総長の座を競っている候補者は、エスピノサ氏を含めて5名となっています。注目すべきは、候補者たちが異なる地域や専門分野から選出されている点です。
現在までに名前が挙がっている候補者は以下の通りです。
- マリア・フェルナンダ・エスピノサ氏(エクアドル):元国連総会議長、元外相
- ミシェル・バチェレ氏(チリ):元大統領、元国連人権高等弁務官
- ラファエル・グロッシ氏(アルゼンチン):国際原子力機関(IAEA)事務局長
- レベッカ・グリンスパン氏(コスタリカ):国連貿易開発機構(UNCTAD)事務総長
- マッキー・サル氏(セネガル):元大統領
リーダー交代へのタイムライン
現事務総長のアントニオ・グテーレス氏は、2017年1月に就任し、約10年にわたり国連を率いてきました。次期事務総長は、2027年1月1日に正式に就任し、グテーレス氏からその職務を引き継ぐことになります。
外交、人権、エネルギー、貿易、そして国家運営。異なる強みを持つリーダーたちが候補に名を連ねていることは、現在の国際社会が直面している課題の多様性をそのまま映し出しているようにも見えます。今後、どのような議論を経て最終的な選出が行われるのか、世界が注目しています。
Reference(s):
Former UN General Assembly president Espinosa runs for next UN chief
cgtn.com