ヘビ飾りが主役に 新年と春節を前に上海の市場が活気
2025年末の中国・上海では、新年と春節を前に街全体が祝祭ムードに包まれています。市民は春節用の春聯や新年の買い出しに忙しく、なかでも城隍廟近くの市場ではヘビをテーマにした飾りが棚から次々と売れているといいます。
新年と春節が近づく上海、増す年末の活気
新年と春節の時期は、中国本土の大都市にとって一年で最もにぎわう季節の一つです。上海でも、春節の準備として家の入口に貼る春聯や、家族や友人に配るための新年用品を求める人びとで市場が混み合っています。
年末になると、多くの人がまとめて買い物を済ませようとするため、食卓を彩る食材から室内を飾る小物まで、あらゆる年貨が一気に動き出します。買い物袋を両手に提げた人びとの姿が、街のあちこちで見られます。
城隍廟近くの市場で存在感を放つヘビ飾り
そのなかでも注目を集めているのが、城隍廟近くの市場に並ぶヘビをモチーフにした飾りです。通路沿いの店先には、ヘビの図柄があしらわれた飾り物や、壁に掛けられる装飾品などがずらりと並び、鮮やかな色合いが通りを埋めています。
店先の棚からヘビ飾りが次々と売れていく様子は、これから始まる新しい一年への期待の高さを感じさせます。買い物かごの中には、春聯や新年用品と一緒に、ヘビをテーマにした飾りがいくつも入っている光景も珍しくありません。
ヘビモチーフが象徴するもの
ヘビは、十二支の一つとして親しまれてきた動物です。新しい一年の干支が生活のさまざまな場面に取り入れられる中で、ヘビの姿をした飾りは、新年のシンボルとしての役割を担っています。
こうした縁起物の飾りを家の玄関やリビングに飾ることで、良い一年になりますようにという思いを目に見えるかたちにする文化が今も受け継がれています。ヘビ飾りの人気は、その願いを形にしたいという気持ちの表れでもあります。
市場に映る、上海の暮らしと季節のリズム
春節前の市場は、単なる買い物の場というだけでなく、季節の移り変わりや街の空気を映し出す鏡のような存在でもあります。ヘビをテーマにした飾りが飛ぶように売れている城隍廟近くの市場の景色には、伝統行事を大切にしながら新しい一年を迎えようとする人びとのリズムが表れています。
年末の上海の様子を切り取るこの光景は、遠く離れた場所からでも、新しい年を前にした高揚感や、家族や友人と過ごす時間を大切にしたいという静かな願いを感じさせます。
Reference(s):
cgtn.com








