巳年の幸運を呼ぶ蛇の絵 中国文化の「富」のシンボルを読む video poster
巳年の幸運を呼ぶ一枚の絵
2025年12月、まもなく訪れる巳年(へび年)を前に、中国の国際メディアCGTNで活動するLeonie Zeumerさんが、ユニークな「蛇の絵」を披露しました。画面の中心には愛らしい蛇、その周りには伝統的な富のシンボルである元宝(ユエンバオ)が丁寧に描き込まれています。
蛇と元宝が伝える「豊かさ」のメッセージ
今回の絵で印象的なのは、蛇と元宝が一体となるように構成されている点です。蛇はしなやかな曲線で描かれ、その身体の流れに沿うように、いくつもの元宝が連なっています。元宝は、昔の中国で使われた金や銀の塊をかたどったもので、「財運」「繁栄」の象徴とされています。
Leonie Zeumerさんは、このモチーフを通じて「見る人すべてに豊かさの魔法をふりかけたい」という思いを込めています。ここでいう豊かさは、お金だけでなく、人とのつながりや健康、心の余裕など、広い意味での「恵まれた状態」をイメージさせます。
干支としての蛇:恐れから親しみへ
干支の一つである蛇は、ときに「こわい」「不吉」というイメージで語られることもあります。しかし、東アジアの文化では、蛇は知恵や再生、変化の象徴として大切にされてきました。脱皮を繰り返す姿から、「生まれ変わり」や「新しいスタート」を連想させる存在でもあります。
今回の絵に登場する蛇は、鋭さよりも、どこか親しみやすい雰囲気をまとっています。表情や色づかいを柔らかくすることで、「怖さ」よりも「愛嬌」を前面に出し、干支としての蛇をポジティブに捉え直そうとする意図も感じられます。
中国の伝統文化をやさしく伝えるアート
元宝や干支といったモチーフは、中国の伝統文化を象徴する存在です。ただ、海外のニュースやSNSを通じて断片的に目にするだけでは、その背景や意味まで深く知る機会は多くありません。
今回のような一枚の絵は、そうした文化的なモチーフを、難しい説明抜きで直感的に伝えてくれます。かわいらしい蛇と金色の元宝の組み合わせは、子どもから大人まで、国や言語を超えて「なんだか縁起が良さそうだ」と感じさせる力があります。
巳年をどう迎えるか:読者への小さな問いかけ
まもなく巳年を迎える今、私たち自身はどのような「豊かさ」を願うのでしょうか。貯金額を増やすことかもしれませんし、仕事や学びのチャンスを広げること、人間関係を整えることかもしれません。
Leonie Zeumerさんの蛇の絵は、「豊かさ」のイメージを、ただの金運アップにとどめず、もう少し広く、柔らかく考えてみてはどうかと静かに問いかけているようにも見えます。
日常に「縁起」を取り入れるヒント
中国の伝統文化に限らず、世界各地には「幸運を呼ぶ」とされるシンボルが数多く存在します。そうしたモチーフを、占いや迷信として切り捨てるのではなく、「自分の行動を前向きにするきっかけ」として取り入れてみるのも一つの方法です。
- デスク周りに、小さな蛇モチーフや元宝を描いたカードを置いてみる
- 新しい一年の目標を、「お金」「時間」「人間関係」など、自分なりの「豊かさの軸」で書き出してみる
- SNSで、気に入った縁起物のアートや写真をシェアし、友人と「どんな一年にしたいか」を語り合う
こうした小さな工夫が、一年を通じて自分を支えてくれる「お守り」のような役割を果たすかもしれません。
「豊かさ」を分かち合うアートとして
Leonie Zeumerさんの蛇の絵は、華やかな作品であると同時に、「みんなで豊かさを分かち合いたい」というメッセージを持つアートでもあります。新しい干支を迎えるこのタイミングで、一枚の絵が運んでくる物語に耳を傾けてみると、自分の中の価値観や願いも、少しだけクリアに見えてくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








