ハルビンで第9回アジア冬季競技大会の聖火リレー開始
ハルビンで第9回アジア冬季競技大会の聖火リレー開始
中国北東部・黒竜江省ハルビン市で、第9回アジア冬季競技大会の聖火リレーが現地時間の月曜日に始まりました。大会の開幕を前に、市内各地で冬の祭典ムードが一気に高まっています。
16歳から83歳まで、120人のトーチベアラー
今回の聖火リレーには、最年少16歳から最高齢83歳まで、合計120人のトーチベアラー(聖火ランナー)が参加しました。年齢や背景の異なる人々が一つの炎をつなぐ姿は、「誰もが参加できるアジアのスポーツの祭典」というメッセージを体現しています。
聖火はハルビン市内のランドマークを巡りながら進み、自然の風景や歴史ある街並み、近代的な都市の表情が沿道から紹介されました。大会側は、リレーが「シンプルで安全、そしてスペクタクル(見応えのある)ものになること」を重視したとしています。
ルートは約11キロ、1日で完走
トーチリレーの運営を担当する「トーチリレー指揮センター」のトーチベアラー・ボランティア管理チームの責任者である李娜(リー・ナ)氏によると、今回のリレーは1日で行われ、総距離は約11キロメートルです。
ルート上では、出発時のローンチセレモニー(出発式)、ゴール地点でのクロージングセレモニー(閉会式)に加え、地域住民によるコミュニティパフォーマンスも予定されており、沿道の観客が一体となって大会を盛り上げる構成になっています。
キーワードは「包摂性・代表性・公正さ」
李氏は、トーチベアラーの選考方針について「包摂性(インクルーシブ)、代表性、公正さを重視した」と説明しています。
選ばれたトーチベアラーには、アジア・オリンピック評議会(OCA)、中国オリンピック委員会、第9回アジア冬季競技大会組織委員会の関係者に加え、黒竜江省内の各都市の代表者や、大会スポンサー企業の関係者も含まれています。スポーツ関係者だけでなく、地域や企業を代表する多様な顔ぶれが炎をつなぐことで、アジア全体で大会を支える姿を印象づける狙いがあります。
アイスホッケーが先行して開幕、中国代表はカーリングで登場へ
聖火リレーと並行して、大会最初の競技となるアイスホッケーが同日から始まりました。屋外でのリレーと屋内競技の開幕が重なり、ハルビン全体が「冬のスポーツ都市」としての顔を強く打ち出しています。
中国代表選手団は、翌火曜日に予定されているミックスダブルス(混合ダブルス)のカーリング種目で大会に初登場する見通しです。氷上競技のスター選手たちが本格的に姿を見せ始めることで、アジア冬季競技大会は一段と注目度を増していきそうです。
ハルビンが示す「冬の都市」の魅力
今回のトーチリレーは、単なるセレモニーにとどまらず、ハルビンの自然、文化、都市の魅力を国内外に発信する場にもなっています。雪と氷のイメージが強いハルビンですが、歴史ある建築や多彩な文化も併せ持つ都市です。
アジア冬季競技大会の期間中、ハルビンはアジア各地から集まる選手や観客に向けて、自らの「冬のブランド」を改めて示す機会を得ています。聖火リレーの炎は、その象徴として、多くの人の記憶に残る出来事になりそうです。
Reference(s):
Torch relay for ninth edition of Asian Winter Games begins in Harbin
cgtn.com








