アジア冬季競技大会開幕 中国勢が金8個の好スタート
中国代表が、中国東北部の黒竜江省ハルビンで開幕した第9回アジア冬季競技大会の大会初日、スピードスケートやフリースタイルスキーなどで金メダル8個を獲得し、メダルレースで存在感を示しました。国際ニュースとしても、開催国の中国がいきなり主役となる滑り出しです。
大会初日から金メダル8個、中国代表が好発進
現地時間の土曜日に行われた第1日目の競技で、中国代表はスピードスケート、ショートトラックスピードスケート、フリースタイルスキー、スノーボード、クロスカントリースキーの各種目で次々と表彰台の頂点に立ちました。
この日、中国勢が獲得した金メダルの内訳は次のとおりです。
- フリースタイルスキー 女子フリースキーハーフパイプ
- スノーボード 女子スロープスタイル
- スピードスケート 男子100メートル、男子1500メートル、女子1500メートル
- ショートトラックスピードスケート 男子500メートル
- クロスカントリースキー 女子スプリントクラシカル、男子スプリントクラシカル
パーク系種目から氷上、さらには距離系種目まで、多様な競技で金メダルを積み上げたことで、今大会のメダル争いの行方にも早くも注目が集まっています。
フリースタイルスキーとスノーボード パーク系種目で魅せた中国勢
リ・ファンフイが女子フリースキーハーフパイプで大会初の金
フリースタイルスキーの女子フリースキーハーフパイプ決勝は、ヤブリで行われました。中国のリ・ファンフイ(Li Fanghui)は3本目のランで95.25点をマークし、開催国にとって今大会最初の金メダルをもたらしました。
同じく中国の張可欣(Zhang Kexin)が89.25点で2位に入り、中国勢がワンツーフィニッシュを達成。3位には85点をマークした韓国のチャン・ユジン(Jang Yu-jin)が入りました。技の難度と高さ、安定した着地が求められるハーフパイプで、中国勢の完成度の高い滑りが際立った形です。
スノーボード女子スロープスタイル 張暁楠が圧勝
スノーボード女子スロープスタイル決勝では、中国の張暁楠(Zhang Xiaonan)が95.25点という高得点で金メダルを獲得しました。2位の熊詩蕊(Xiong Shirui)との差は20点に達し、同種目での圧倒的な強さを示しました。
銅メダルは日本の石井日和(Ishii Himari)が獲得。中国勢が金銀メダルを独占しつつ、日本勢も表彰台に食い込む構図となり、アジアのパーク系種目のレベルの高さを印象づけました。
スピードスケートで大会新記録連発
高亭宇が男子100メートル制覇 9秒35で大会記録更新
スピードスケート男子100メートルでは、中国の高亭宇(Gao Tingyu)が9秒35のタイムで優勝しました。このタイムは大会記録を塗り替えるもので、カザフスタンのイェフゲニー・コシュキン(Yevgeniy Koshkin)らを抑えての金メダルとなりました。
スタートからトップスピードに乗るまでの加速と、最後までスピードを落とさない滑りで、地元の観客を沸かせました。
寧忠陽が男子1500メートルでも大会記録
男子1500メートルでは、中国の寧忠陽(Ning Zhongyang)が1分45秒85でフィニッシュし、ここでも大会記録を更新して金メダルを獲得しました。
2位となった日本の山田和也(Kazuya Yamada)に対して1.7秒差、同じく日本の小島良太(Ryota Kojima)には2.62秒差をつける圧勝。中距離種目でも中国勢の速さが際立つ結果となりました。
女子1500メートルは中国勢が表彰台独占
女子1500メートル決勝では、中国の韓梅(Han Mei)、楊彬瑜(Yang Binyu)、尹琪(Yin Qi)がトップ3を独占しました。
- 1位 韓梅 1分57秒58
- 2位 楊彬瑜 1分58秒06
- 3位 尹琪 1分58秒09
3人のタイム差はわずかで、同じ代表チーム内での激しい競り合いとなりました。チーム全体の層の厚さを示す結果であり、中国のスピードスケート女子中距離の充実ぶりがうかがえます。
ショートトラックとクロスカントリー 多様な競技で存在感
林孝俊が男子500メートルを制し ショートトラック唯一の金
ショートトラックスピードスケート男子500メートル決勝では、中国の林孝俊(Lin Xiaojun)が41秒150で優勝しました。韓国のパク・ジウォン(Park Ji-won)とチャン・ソンウ(Jang Sung-woo)という2人の強豪を抑えての勝利です。
ショートトラックは転倒や接触も多い緊張感の高い競技ですが、中国勢は冷静なレース運びでこの日ただ一つの金メダルを手にしました。
クロスカントリースキー スプリントクラシカルで男女とも中国が頂点に
体力と技術の両方が求められるクロスカントリースキーのスプリントクラシカルでも、中国勢が存在感を示しました。女子スプリントクラシカルでは李蕾(Li Lei)、男子スプリントクラシカルでは王強(Wang Qiang)がそれぞれ決勝を制し、金メダルを獲得しました。
スピード系の種目だけでなく、スタミナが重要となる距離系種目でも結果を残したことで、中国代表の総合力の高さが浮き彫りになりました。
序盤から見えた中国代表の強みと今後の見どころ
大会初日に金メダル8個という数字は、開催国としての意地と準備の成果を象徴するものです。パーク系種目では高難度の技と安定感、スピードスケートでは大会記録を次々に更新するスピード、ショートトラックとクロスカントリーでも着実に勝ち切る試合運びが見られました。
今後の日程が進むにつれて、他の国や地域の巻き返しも予想されますが、初日から大きく弾みをつけた中国代表が、どこまで金メダル数を伸ばしていくのかが一つの焦点となりそうです。
第9回アジア冬季競技大会はまだ始まったばかりです。スキーやスケートなどウィンタースポーツに関心のある読者にとって、今後も目が離せない大会展開が続きそうです。
Reference(s):
Chinese athletes off to a good start at 9th Asian Winter Games
cgtn.com








