中国南部に台風マットモ接近 国家気象センターが赤色警報
中国南部の沿岸部に、強い勢力の台風マットモが接近しています。中国国家気象センターが最高レベルの「赤色警報」を発令し、広東省では緊急対応レベルIが発動されるなど、各地で警戒が強まっています。
この記事は、2025年12月8日現在に判明している情報にもとづいています。
今年21番目の台風マットモ、中国南部を直撃の見込み
中国の国家気象センター(NMC)は、今年21番目の台風となるマットモが勢力を強めて「強い台風」となったことを受け、現地時間の日曜日午前6時に台風マットモに対する赤色警報を発表しました。赤色警報は、4段階のうち最も高いレベルに位置づけられ、重大な被害のおそれがある場合に出されるものです。
進路と勢力:広東省・海南省沿岸に正午ごろ上陸か
台風マットモは現在、時速20〜25キロメートルの速度で北西方向へ進んでおり、広東省の呉川と海南省の文昌の沿岸部のあいだで、現地時間の正午ごろに上陸する見通しとされています。上陸時も「強い台風」の勢力を維持するとみられ、最大風速はカテゴリー14に相当する秒速42〜45メートルが予想されています。
上陸後は、台風の勢力は次第に弱まると見込まれていますが、沿岸部では強風と高波が続くおそれがあり、海上や沿岸地域での安全確保が課題となります。
広東省は緊急対応レベルIに引き上げ
中国南部の広東省では、現地時間の日曜日午前8時に、台風に対する緊急対応レベルが最も高いレベルIに引き上げられました。これは、台風の接近に伴い、避難準備や交通の制限、海上活動の停止など、さまざまな対策が集中的に進められていることを意味します。
台風マットモの進路にあたる地域では、低地や海岸近くに住む人々を中心に、早めの避難行動や、屋外の看板・建材の固定など、身の回りの安全確認が重要になっています。
今後の注目ポイント:被害を最小限に抑えるために
今回の台風マットモに関する中国南部の動きからは、強い台風が接近した際に、早い段階で警報レベルや緊急対応レベルを引き上げることの重要性がうかがえます。とくに人口や経済活動が集中する沿岸部では、数時間の判断の差が被害規模を左右することがあります。
ポイントを整理すると、次のようになります。
- 台風マットモは今年21番目の台風で、「強い台風」の勢力を保ったまま中国南部に接近
- 国家気象センターは、日曜日午前6時に4段階で最高の赤色警報を発令
- 広東省は午前8時に緊急対応レベルIに引き上げ、沿岸地域での警戒を強化
- 上陸後は次第に弱まる見通しだが、強風と高波への警戒は当面必要
今後数日、中国南部への渡航や出張を予定している人は、現地当局の発表や最新の気象情報をこまめに確認し、状況に応じた行動計画を立てておくことが求められます。災害リスクが高まるなかで、早めの情報収集と準備が、自分と周囲の安全を守ることにつながります。
Reference(s):
Typhoon Matmo set to hit southern China with fierce winds, high waves
cgtn.com








