新疆で猛吹雪 交通まひと厳寒の中で続く生活と対応 video poster
中国北西部の新疆ウイグル自治区で今週、強い寒波と猛吹雪が続き、道路や鉄道などの交通が乱れ、住民の日常生活にも影響が出ています。現地では除雪や暖房の確保など、冬の危機管理が試されています。
新疆ウイグル自治区を襲う猛吹雪
新疆ウイグル自治区では今週火曜日から、広い範囲で強い吹雪が続いています。気温は多くの地域でマイナス10〜マイナス15度まで下がり、厳しい寒さとなっています。
自治区の中心都市ウルムチでは、厚く積もった雪で道路が滑りやすくなり、車の流れが大きく滞っています。市内では、清掃作業員や除雪車両が主要道路を中心に24時間体制で雪かきを続けています。
交通インフラに広がる影響
ウルムチ市公安交通警察支隊の水区大隊では、秦建博指導員によると、全隊員が総動員され、「レベル1」の悪天候緊急対応を発動したといいます。スリップ事故が起きやすい場所を重点ポイントとして巡回を強化し、事前の安全対策を取っています。
ウルムチの西に位置する石河子市でも、大規模な除雪作業が展開されています。大型除雪車が4〜5台の隊列で幹線道路を走り、小型の機械が歩道を担当。車両が入れない場所では、清掃作業員が人力で雪をかき出しています。
吹雪の影響で、新疆各地では道路と鉄道の双方で運行に支障が出ています。主要高速道路の一部区間では全面または部分的な通行止めが続いており、再開の見通しははっきりしていません。水曜日からは複数の旅客列車が運休となりました。
駅で進む安全対策と利用者ケア
ウルムチの主な鉄道駅では、駅員が出入口や地下通路に滑り止めマットを敷き、転倒事故を防ぐ工夫をしています。また、待合ホールの室温をやや高めに設定し、列車の遅れや運休で長時間滞在する利用者が少しでも快適に過ごせるよう配慮しています。
厳寒の中で優先される暖房供給
気温低下を受けて、当局は地域全体の暖房供給を優先しています。ウルムチ市内の暖房会社は、ボイラーや配管システムの設定を調整し、出力を引き上げるとともに、設備点検の回数を増やして安定供給を図っています。
ウルムチ華源熱力有限公司の副総経理を務める王亜斌氏は、ここ2日ほど、一次・二次の熱供給ネットワークの温度を段階的に上げ、室内温度が20度以上を保てるようにしていると説明しています。寒波の中でも、住民が自宅で安心して過ごせる環境づくりが重視されています。
今後数日の見通しと、静かな備え
天気予報によると、今後数日も新疆の一部地域では雪が続き、気温はおおむねマイナス15度前後まで下がる見込みです。交通の安全や日常生活への影響がさらに広がる可能性もあり、最新の情報に注意を払う必要があります。
こうした中で、住民や旅行者ができる備えは決して大げさなものではありません。例えば次のような心がけが、リスクを静かに下げてくれます。
- 不要不急の移動は控え、どうしても移動が必要な場合は余裕を持った行動計画を立てる
- 出発前に道路・鉄道の運行状況をこまめに確認する
- 外出時は防寒着や滑りにくい靴を用意し、転倒や体調不良を防ぐ
突然の気象変化は、どの地域にとっても避けがたい現実です。その中で、交通機関や行政、企業、住民がそれぞれの持ち場でできることを積み重ねていくことが、冬の長い一日を乗り切る力になっていきます。
Reference(s):
Cold front hit: Blizzard hits Xinjiang in NW China, impacts transport
cgtn.com








