中国最大の海上ガス田「Deep Sea No. 1」2025年の生産が450万トン超
中国最大の海上ガス田「Deep Sea No. 1」の2025年の総生産が、原油換算で450万トンを超えました。深海での高温・高圧環境に挑む開発が、供給面だけでなく技術面でも節目を迎えています。
何が発表されたのか(CNOOCが公表)
中国海洋石油集団(CNOOC)は金曜日、「Deep Sea No. 1」が生産開始以来の原油出荷100回目を完了したと発表しました。同時に、2025年の油ガス総生産が450万トン(原油換算)を突破したことも明らかにしています。
数字で見る「Deep Sea No. 1」の現状
- 2025年の総生産:450万トン超(原油換算)
- 日量生産:天然ガス1500万立方メートル、コンデンセート(天然ガス液)1600トン超
- 節目:生産開始以降の原油出荷100回目を達成
2段階で進んだ開発:2021年開始、2025年に第2段階へ
このプロジェクトは2段階で進められ、2021年に第1段階の生産が始まり、2025年に第2段階の生産が開始しました。2025年の生産実績が大台に乗ったのは、第2段階の稼働が全体の供給力を押し上げた構図を示しています。
「最も難しい深海ガス開発」——高温・高圧と水深1500m超
CNOOCによると、第2段階は中国の海洋探査・開発の中でも最も厳しい条件に当たる深海開発だといいます。運用環境は、国内の海上探査として過去最高レベルの温度・圧力に対応し、さらに水深1500メートル超で稼働する「中国で最も深いガス開発」と位置づけられています。
深海は、設備設計・安全管理・安定操業のすべてで難易度が上がります。今回の発表は、こうした条件下でも商業生産を積み上げ、出荷回数という形で運用実績が蓄積している点がポイントです。
このニュースが今持つ意味:供給と技術の“同時進行”
2026年の年初時点で振り返ると、2025年の450万トン超という数字は、深海開発がエネルギー供給の一角を担い得ることを示す材料になっています。同時に、第2段階が「最難関」とされる条件で動いていることは、深海での開発・運用技術が実運用の段階に入っていることも示唆します。
今後の焦点は、日量1500万立方メートルという生産能力を、季節要因や設備保全などの現場課題と両立させながら、どのように安定的に継続していくかになりそうです。
Reference(s):
Output of China's largest offshore gas field tops 4.5m tonnes in 2025
cgtn.com








