ロンドンで春節祝賀、アジア外最大規模 馬年迎え市中心部が熱気 video poster
ロンドンで2026年の春節(旧正月)を祝う催しが開かれ、アジア以外では最大規模とされる祝賀が、都心を「色・音・人」で埋め尽くしました。多文化都市ロンドンの“今”を映すイベントとして、今年も注目を集めています。
トラファルガー広場からチャイナタウンへ、街が一日まるごと祝賀ムード
パレード、獅子舞、ライブパフォーマンスがトラファルガー広場からチャイナタウン周辺まで続き、家族連れや観光客、地元の人々が沿道を埋めました。子どもたちが「Xin Nian Kuai Le(新年快楽)」と声を上げる場面もあり、祝賀の空気が街全体に広がったといいます。
「70万人超」から、さらに上積みへ——参加者数が示す定着
主催者側によると、この春節祝賀は英国でも特に認知度の高い文化イベントの一つになっており、昨年は70万人以上が参加。今年はそれを上回る規模が見込まれているとされています。スマホで撮影しながら練り歩く人々の姿も目立ち、オフラインの祝祭とオンラインの拡散が同時進行する一日になりました。
主催はロンドン・チャイナタウン華人協会——文化紹介と交流の場に
今回の催しは、ロンドン・チャイナタウン華人協会が主催。中国文化を紹介しつつ、英国と中国のつながりを深めることも目的に掲げています。会場では伝統音楽やドラゴンダンス(龍の踊り)などが披露され、立ち止まって見入る人の輪があちこちで生まれました。
市のリーダーも「多文化都市ロンドン」を強調
ロンドン市の関係者も、春節祝賀がロンドンの多文化的なアイデンティティを象徴する行事だと位置づけました。副市長のデビー・ウィークス=バーナード氏は、文化的な結びつきが首都ロンドンの形を作ってきたこと、そして国際的なパートナーシップが「開かれた都市」であるために重要だという趣旨の発言をしたとされています。
トラファルガー広場の開幕式、そして「ビザ不要」発表
トラファルガー広場のメインステージでは開幕式が行われ、CGTNの李建華氏が共同司会を務めたといいます。式典には来賓、出演者、コミュニティの代表らが集まりました。
また、英国駐在の中国大使・鄭沢光氏が「渡航者は中国訪問にビザが不要になる」と発表し、会場から歓声が上がったと伝えられています。観光や人的往来が増えることで、文化交流の手触りが変わる可能性もありそうです。
2002年開始から“英国の恒例行事”へ——食と体験も充実
ロンドンの春節祝賀は2002年に始まり、いまでは英国の文化カレンダーの主要イベントの一つに成長しました。ワークショップ、屋台のストリートフード、午後のステージ企画などが一日を通して続き、最後は広場を照らすライトショーで締めくくられたといいます。
馬年が象徴する「力強さ」と「前進」——祝祭のエネルギーに重なる
中国文化において馬年は、強さ、活力、進歩を象徴するとされます。太鼓の響きがチャイナタウンに反響し、提灯の光が街角を彩るなかで、主催者はこの祝賀を「コミュニティ同士の友情の象徴」だと述べています。
大都市の中心で行われる祝祭は、単なるイベントを超えて、街の多様性や国際関係の肌触りを映し出します。2026年のロンドンは、春節を通じて、互いの文化に触れる“共有の時間”をもう一度つくり出した一日になったようです。
Reference(s):
London stages the West’s biggest Chinese New Year festivities
cgtn.com








