中国本土、省級以上グリーンマイン5,500ヶ所超 環境配慮型鉱山開発が加速
2026年4月現在、中国本土では環境に配慮した「グリーンマイン」の建設が着実に進み、省レベル以上のグリーンマインが全国で5,500ヶ所以上にのぼっています。持続可能な資源開発へのかじ取りが、具体的な数字として表れてきたと言えるでしょう。
グリーンマインの現状と内訳
自然資源省によると、これまでに建設されたグリーンマインのうち、国家レベル(国の基準を満たす最高ランク)のものが1,000ヶ所以上、省レベル(各省の基準を満たす)のものが4,500ヶ所以上に達しています。これらは、採掘活動による環境負荷を軽減し、生態系の修復にも積極的に取り組む鉱山として認定されています。
すべての新規鉱山は「グリーン」が前提に
今後の方針として、すべての新設される鉱山は、グリーンマインの基準に沿って運営することが義務付けられます。これは、従来のような「先に開発、後から環境対策」という流れを根本から変え、最初から環境配慮を設計に組み込むことを意味します。
既存鉱山のグリーンアップグレードを促進
すでに操業している既存の鉱山についても、グリーン化への改造と転換を加速することが求められています。具体的には以下の取り組みが進められます。
- まだグリーン化のプロセスを開始していない鉱山は、可能な限り早期に開発を始める。
- 採掘区域における生態系修復の義務を履行し、環境回復努力を強化する。
基準の厳格化と動的管理の強化
制度面でもさらに踏み込んだ対策が進められます。例えば、石炭や非鉄金属など分野別のグリーンマイン業界基準は、より厳格な国家基準へと格上げされる予定です。また、露天掘り鉱山や地熱・鉱泉水資源、海洋石油・ガスプロジェクトなど、新たな分野に対する基準も策定されます。
さらに重要なのは、グリーンマインとして認定された鉱山のリストを動的に管理する仕組みです。定期的な評価で基準を満たさなくなった鉱山は、リストから適時に除外されることになります。これにより、「一度認定されたら終わり」ではなく、持続的な環境配慮が保たれるようになるでしょう。
世界的に脱炭素やESG(環境・社会・ガバナンス)への関心が高まる中、資源開発の在り方そのものが問い直されています。中国本土におけるこれらの動きは、経済成長と環境保護の両立を目指す、一つの大きな実験場と言えるかもしれません。
Reference(s):
China has built over 5,500 provincial-level or higher green mines
cgtn.com




