世界本の日31回目、中国が「書物好きな社会」へ新たな一歩
読書が国策に、5か年計画にも明記
2026年4月23日、国連教育科学文化機関(UNESCO)が定める「世界本の日」が31回目を迎えました。この世界的な記念日は、読書と著作の文化を育み、人類の文明を形作ってきた文学や科学の偉人たちを称えることを目的としています。
この世界的な取り組みに積極的に参加する中国では、全国的な読書推進活動が国家戦略として位置付けられています。政府活動報告書に13年連続で取り上げられ、現在進行中の第15次5か年計画(2026-2030年)にも組み込まれるなど、国を挙げての取り組みが進められています。これらの努力は、「書物好きな社会」への旅路において新たなページを開こうとするものです。
長期的なビジョンとしての読書文化
5か年計画にまで明記されたことは、読書促進が単なる年間行事ではなく、長期的な社会発展のビジョンの一部であることを示しています。デジタル化が進む現代において、紙の書籍、電子書籍を問わず、知識と向き合う時間をいかに確保し、文化の厚みを増していくか。中国本土のこの動きは、情報過多の時代における「深い読書」の価値を見つめ直すきっかけにもなっています。
アジアをはじめとする世界各国でも、読書習慣の維持や向上は教育・文化政策上の課題です。中国の大規模な国家戦略は、その一つの大きな実験例として、その成果と手法が注目されるでしょう。
Reference(s):
A new milestone in China's journey toward a book-loving society
cgtn.com




