新疆ウル禾魔鬼城、「風が彫る石の都市」の絶景
中国北西部、新疆ウイグル自治区の砂漠に忽然と現れる奇岩群「ウル禾魔鬼城」。風が何千年もかけて大地を彫り上げた、息をのむような自然の造形美が広がっています。
風が創り出した「廃墟」の景観
カラマイ市のウル禾区に位置するこの一帯は、「魔鬼城(Devil City)」の名で親しまれ、中国最高峰の「国家5A級観光地」に指定されています。その正体は、ヤルダン(風蝕性地形)と呼ばれる、風の侵食作用によってできた広大な岩石の群れです。長い年月をかけて吹き続ける強い風が、大地を塔や尾根、回廊のような形に削り上げ、まるで古代の廃墟都市がそのまま残っているかのような光景を作り出しています。
中国を代表するヤルダン地形
その特異で雄大な景観は高く評価され、中国国家地理(China National Geographic)誌によって「中国で最も美しい三大ヤルダン景観」の一つに選定されています。訪れる人々は、自然の営みが生み出したこの圧倒的なスケールの「彫刻」の前に、時間の長さと自然の力を実感せずにはいられません。
旅のポイントと注意点
現在(2026年)、この地域を訪れる際には、いくつか心がけたいポイントがあります。
- 気候への備え:砂漠地帯に位置するため、日中と夜間の気温差が激しく、日差しも強いです。日焼け対策と防寒対策の両方が必要です。
- 広大なエリア:景観が広範囲に広がっているため、効率的に回るには現地の観光車両などを利用するのが一般的です。
- 地形保護:非常にデリケートな自然地形です。決められた歩道を守り、岩場への登攀や落書きなど、景観を損なう行為は厳に慎みましょう。
新疆ウイグル自治区には、このような地球の歴史を刻んだ自然の驚異が数多く存在します。ウル禾魔鬼城は、その力強い魅力を感じさせてくれる場所の一つと言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com



