中国民間宇宙企業、Lijian-2ロケットの量産工場を完成 video poster
中国の商業宇宙分野で、重要なインフラ整備が進んでいます。中国本土の民間宇宙企業であるCAS Spaceが運営する、新型ロケット「Lijian-2」専用の大型工場が、このほど浙江省紹興市で完成しました。この出来事は、同ロケットの本格的な量産段階への移行を意味する節目となります。
一体化された最新生産ライン
4月下旬に完成したこの専用工場は、ロケットの最終組み立て、試験、そしてコアセクションの加工を一つの施設に統合しています。この「メガファクトリー」と呼ばれる巨大な生産拠点の完成により、Lijian-2ロケットの製造能力と効率が大幅に向上することが期待されています。
Lijian-2ロケットとは?
Lijian-2は、大推力の液体燃料を採用した大型衛星打ち上げロケットです。商業宇宙企業であるCAS Spaceが開発を主導しており、より多くの衛星を一度に、あるいはより重い衛星を地球周回軌道に運ぶ能力を備えています。今回の量産体制への移行は、同社がロケットの信頼性と供給力を高め、国際的な商業打ち上げ市場での競争力を強化するための重要な一歩です。
中国商業宇宙の活発化
中国本土ではここ数年、政府系プロジェクトと並行して、民間企業による宇宙開発が活発化しています。ロケットの開発・製造、小型衛星の運用、宇宙関連サービスなど、様々な分野で新興企業が台頭し、技術革新とコスト削減を競っています。Lijian-2の量産開始は、こうした民間セクターの成長が、単なる実験段階から持続可能なビジネスフェーズへと確実に移行しつつあることを示す一例と言えるでしょう。世界の宇宙産業の多様化が進む中、その動向から目が離せません。
Reference(s):
Lijian-2 carrier rocket enters mass production after completion of new mega-factory
cgtn.com



