中国、ウィーンでグローバルガバナンス改革を呼びかけ
国際的な課題が相次ぐ中、国連を中心としたグローバルガバナンス(地球規模の統治)のあり方が改めて焦点となっています。このほどウィーンで、中国が主導する「グローバルガバナンスの友のグループ」の新たな拠点が発足し、より公正で公平な国際システムの構築に向けた議論が始まりました。
ウィーンに新たな「友のグループ」が誕生
4月下旬、オーストリアのウィーンで、「グローバルガバナンス・イニシアチブ(GGI)」をテーマにしたイベントが開催されました。ここで、中国の国連ウィーン事務局常駐代表、李ソン氏が演説を行い、国際社会の連携強化を訴えかけました。
李代表は、現在、地球規模の課題が次々と発生し、国連が新たな岐路に立っていると指摘。中国が提唱するGGIは、国連憲章の目的と原則に合致し、時代の流れを反映した国際社会の共通の願いであると説明しました。
「グローバルガバナンスの友のグループ」とは
「グローバルガバナンスの友のグループ」は中国が主導する枠組みで、これまでにニューヨークとジュネーブで発足しています。今回、国連の4つの本部の一つであるウィーンに新たな「チャプター(支部)」が設立されました。
李代表は、ウィーンチャプターが全ての国連加盟国に開かれており、ウィーンに本部を置く国際機関との連携を強化すると述べました。GGIが掲げる以下の5つの核心概念を共同で推進し、多国間主義を守ることに貢献したいとしています。
- 主権平等
- 国際法の支配
- 多国間主義
- 人間中心のアプローチ
- 行動指向
国際社会からの支持と今後の期待
このイベントには、40カ国以上の常駐代表を含む130名以上が参加。参加者からは、GGIに対する強い認識と支持が示され、中国が国連を支持し、多国間主義を擁護し、グローバルガバナンスシステムの改革と改善を主導する役割を評価する声が上がりました。
出席者らは、ウィーンチャプターの設立が時宜を得たものであると指摘。ウィーンの多国間プラットフォームでの対話と調整を強化し、より広範な合意を築くことで、グローバルガバナンスシステムの構築と改革に新たな貢献ができるとの期待を示しました。
ウィーンは原子力や薬物統制など多様な分野で国際協力のハブとなっており、ここでの新たな対話の場の設立は、国際的なルール作りや課題解決へのアプローチに、静かなながらも重要な影響を与えるかもしれません。
Reference(s):
China urges advancing global governance by Group of Friends in Vienna
cgtn.com



